2015Japanese Journal of Large Animal ClinicsOpen access

Evaluation of factors affecting conception rate following embryo transfer in Holstein cattle

Hiroaki Okawa, S. Akatsuka, T. Takano, A. Fujikura

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Abstract

本研究では乳牛の胚移植技術における受胎性に影響する要因を明らかにし,受胎率向上の一助とすることを目的として,産歴,季節,受胚牛の月齢,分娩後日数,人工授精回数,および胚移植時の黄体所見について調査した.ホルスタイン種乳牛36頭(経産牛21頭,未経産牛15頭)について超音波診断装置を用いて胚移植当日に黄体所見(黄体長径,黄体組織面積)を記録し,黄体長径20mm以上の牛に胚移植を実施した.経産牛,未経産牛ごとに受胎群と不受胎群に分類し,両群間における黄体所見を比較した.黄体長径は20mm ~ 30mm,および30mm以上の2群に分類した.その結果,経産牛では受胎群と不受胎群との間で黄体組織面積に差はなかったが,未経産牛では受胎群が不受胎群より小さい傾向にあった(357.6 ± 60.1mm2 対 401.2 ± 40.6mm2, p<0.1).また,経産牛では黄体長径30mm以上の群が,未経産牛では20 ~ 30mmの群がそれぞれ高い受胎率であったが有意差は認められなかった.次に,ホルスタイン種乳牛301頭(経産牛210頭,未経産牛91頭)の受胚牛における受胎率を産歴別,季節別,分娩後日数別,人工授精回数別,未経産月齢別に比較したところ,未経産牛の方が経産牛よりも有意に高かった(56/91, 61.5% 対 103/210, 49.1%, p<0.05).季節別では夏にやや低下したが有意差は認められなかった.分娩後日数別,人工授精回数別ではそれぞれ有意差は認められなかった.以上より,ホルスタイン種未経産牛においては移植時に受胚牛の黄体長径が20mm以上であれば平均的な受胎率を期待できることから,積極的に移植することが望ましく,さらに胚移植は暑熱期のヒートストレス,およびリピートブリーダー対策としても有効な繁殖手段であると考えられた.

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本研究では乳牛の胚移植技術における受胎性に影響する要因を明らかにし,受胎率向上の一助とすることを目的として,産歴,季節,受胚牛の月齢,分娩後日数,人工授精回数,および胚移植時の黄体所見について調査した.ホルスタイン種乳牛36頭(経産牛21頭,未経産牛15頭)について超音波診断装置を用いて胚移植当日に黄体所見(黄体長径,黄体組織面積)を記録し,黄体長径20mm以上の牛に胚移植を実施した.経産牛,未経産牛ごとに受胎群と不受胎群に分類し,両群間における黄体所見を比較した.黄体長径は20mm ~ 30mm,および30mm以上の2群に分類した.その結果,経産牛では受胎群と不受胎群との間で黄体組織面積に差はなかったが,未経産牛では受胎群が不受胎群より小さい傾向にあった(357.6 ± 60.1mm2 対 401.2 ± 40.6mm2, p<0.1).また,経産牛では黄体長径30mm以上の群が,未経産牛では20 ~ 30mmの群がそれぞれ高い受胎率であったが有意差は認められなかった.次に,ホルスタイン種乳牛301頭(経産牛210頭,未経産牛91頭)の受胚牛における受胎率を産歴別,季節別,分娩後日数別,人工授精回数別,未経産月齢別に比較したところ,未経産牛の方が経産牛よりも有意に高かった(56/91, 61.5% 対 103/210, 49.1%, p<0.05).季節別では夏にやや低下したが有意差は認められなかった.分娩後日数別,人工授精回数別ではそれぞれ有意差は認められなかった.以上より,ホルスタイン種未経産牛においては移植時に受胚牛の黄体長径が20mm以上であれば平均的な受胎率を期待できることから,積極的に移植することが望ましく,さらに胚移植は暑熱期のヒートストレス,およびリピートブリーダー対策としても有効な繁殖手段であると考えられた.

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Main findings

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Limitations

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Applications

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本研究では乳牛の胚移植技術における受胎性に影響する要因を明らかにし,受胎率向上の一助とすることを目的として,産歴,季節,受胚牛の月齢,分娩後日数,人工授精回数,および胚移植時の黄体所見について調査した.ホルスタイン種乳牛36頭(経産牛21頭,未経産牛15頭)について超音波診断装置を用いて胚移植当日に黄体所見(黄体長径,黄体組織面積)を記録し,黄体長径20mm以上の牛に胚移植を実施した.経産牛,未経産牛ごとに受胎群と不受胎群に分類し,両群間における黄体所見を比較した.黄体長径は20mm ~ 30mm,および30mm以上の2群に分類した.その結果,経産牛では受胎群と不受胎群との間で黄体組織面積に差はなかったが,未経産牛では受胎群が不受胎群より小さい傾向にあった(357.6 ± 60.1mm2 対 401.2 ± 40.6mm2, p<0.1).また,経産牛では黄体長径30mm以上の群が,未経産牛では20 ~ 30mmの群がそれぞれ高い受胎率であったが有意差は認められなかった.次に,ホルスタイン種乳牛301頭(経産牛210頭,未経産牛91頭)の受胚牛における受胎率を産歴別,季節別,分娩後日数別,人工授精回数別,未経産月齢別に比較したところ,未経産牛の方が経産牛よりも有意に高かった(56/91, 61.5% 対 103/210, 49.1%, p<0.05).季節別では夏にやや低下したが有意差は認められなかった.分娩後日数別,人工授精回数別ではそれぞれ有意差は認められなかった.以上より,ホルスタイン種未経産牛においては移植時に受胚牛の黄体長径が20mm以上であれば平均的な受胎率を期待できることから,積極的に移植することが望ましく,さらに胚移植は暑熱期のヒートストレス,およびリピートブリーダー対策としても有効な繁殖手段であると考えられた.

Key concepts: Embryo transfer, Transfer (computing), Animal science, Embryo, Biology, Computer science, Fishery, Parallel computing

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