Glycobiology of Sialyl 6-Sulfo Lewis x, a New Carbohydrate Ligand for Selectins.
Reiji Kannagi, Akiko Kanamori
Abstract
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セレクチンは血管内皮細胞、白血球、血小板などに発現する細胞接着分子のファミリーであり、白血球の血管外脱出、リンパ球のホーミング、悪性細胞の浸潤や転移に関与するとされている。これまでにシアリルルイスx、シアリルルイスaなどがセレクチンの糖鎖リガンドであることが判明している。最も新しくセレクチンのリガンドであることが判明した糖鎖はシアリル6-スルホルイスxである。シアリル6-スルホルイスxは、はじめはヒト末梢リンパ節の高血管内皮細静脈の内皮細胞に発現するホーミングリセプターで、L-セレクチンと結合するリガンドとして見出された. その後、一部のリンパ球サブセットや上皮細胞にも発現し、E-セレクチンやP-セレクチンのリガンドとしてもはたらくことが判明している。シアリル6-スルホルイスxの発現の調節機構は、通常のシアリルルイスxと大きく異なり、シアル酸部分の環状化を介したユニークな経路で代謝される。本稿では、この新規のセレクチンリガンドについて、その発現の分布や合成・異化の機構を紹介し、その生理的意義を考察してみたい。
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セレクチンは血管内皮細胞、白血球、血小板などに発現する細胞接着分子のファミリーであり、白血球の血管外脱出、リンパ球のホーミング、悪性細胞の浸潤や転移に関与するとされている。これまでにシアリルルイスx、シアリルルイスaなどがセレクチンの糖鎖リガンドであることが判明している。最も新しくセレクチンのリガンドであることが判明した糖鎖はシアリル6-スルホルイスxである。シアリル6-スルホルイスxは、はじめはヒト末梢リンパ節の高血管内皮細静脈の内皮細胞に発現するホーミングリセプターで、L-セレクチンと結合するリガンドとして見出された. その後、一部のリンパ球サブセットや上皮細胞にも発現し、E-セレクチンやP-セレクチンのリガンドとしてもはたらくことが判明している。シアリル6-スルホルイスxの発現の調節機構は、通常のシアリルルイスxと大きく異なり、シアル酸部分の環状化を介したユニークな経路で代謝される。本稿では、この新規のセレクチンリガンドについて、その発現の分布や合成・異化の機構を紹介し、その生理的意義を考察してみたい。
Key concepts: Glycobiology, Selectin, Sialyl-Lewis X, Chemistry, Carbohydrate, Ligand (biochemistry), Tetrasaccharide, Biochemistry