2000NIPPON KAGAKU KAISHIOpen access

Preparation of Oxalate by Precipitation Method with Polyethylene Glycol and Formation Process of the Precipitate.

Naofumi Uekawa, Hiroyuki Ichikawa, Akira ITSUKI, Sayaka Ishii, Kazuyuki Kakegawa, Yoshinori Sasaki

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Abstract

Fe3+とM2+(M=Ni,Cu,Co,Zn)を含む複シュウ酸塩を,金属硝酸塩水和物のポリエチレングリコール(以後PEGと略す)溶液を353 K,3h加熱処理することで調製した。シュウ酸塩は,PEG溶液中のPEG-陽イオン複合体が硝酸イオンによって酸化されることで生成した。得られたシュウ酸塩の構造と陽イオン組成は,出発物質であるPEG溶液の組成だけでなく,PEG分子量にも依存した。PEG分子量の増加により,得られたシュウ酸塩の結晶化度や粒子の大きさが増大した。これらの事実を理解するためにPEG溶液中のPEG-陽イオン複合体の生成過程について二つのモデルを検討した。それらは,Fe3+とM2+のPEGへの配位が独立に起こると仮定するものと協同的に起こると仮定するものである。これらのモデルを用いてPEG溶液の陽イオン組成と得られたシュウ酸塩の陽イオン組成の間の関係式を導いた。モデルから導かれた関係と実験結果を比較した結果,Fe3+がPEGに配位するとき,その近傍で常にM2+のPEGへの配位が起こることがわかった。

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Fe3+とM2+(M=Ni,Cu,Co,Zn)を含む複シュウ酸塩を,金属硝酸塩水和物のポリエチレングリコール(以後PEGと略す)溶液を353 K,3h加熱処理することで調製した。シュウ酸塩は,PEG溶液中のPEG-陽イオン複合体が硝酸イオンによって酸化されることで生成した。得られたシュウ酸塩の構造と陽イオン組成は,出発物質であるPEG溶液の組成だけでなく,PEG分子量にも依存した。PEG分子量の増加により,得られたシュウ酸塩の結晶化度や粒子の大きさが増大した。これらの事実を理解するためにPEG溶液中のPEG-陽イオン複合体の生成過程について二つのモデルを検討した。それらは,Fe3+とM2+のPEGへの配位が独立に起こると仮定するものと協同的に起こると仮定するものである。これらのモデルを用いてPEG溶液の陽イオン組成と得られたシュウ酸塩の陽イオン組成の間の関係式を導いた。モデルから導かれた関係と実験結果を比較した結果,Fe3+がPEGに配位するとき,その近傍で常にM2+のPEGへの配位が起こることがわかった。

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Key contribution

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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Available abstract

Fe3+とM2+(M=Ni,Cu,Co,Zn)を含む複シュウ酸塩を,金属硝酸塩水和物のポリエチレングリコール(以後PEGと略す)溶液を353 K,3h加熱処理することで調製した。シュウ酸塩は,PEG溶液中のPEG-陽イオン複合体が硝酸イオンによって酸化されることで生成した。得られたシュウ酸塩の構造と陽イオン組成は,出発物質であるPEG溶液の組成だけでなく,PEG分子量にも依存した。PEG分子量の増加により,得られたシュウ酸塩の結晶化度や粒子の大きさが増大した。これらの事実を理解するためにPEG溶液中のPEG-陽イオン複合体の生成過程について二つのモデルを検討した。それらは,Fe3+とM2+のPEGへの配位が独立に起こると仮定するものと協同的に起こると仮定するものである。これらのモデルを用いてPEG溶液の陽イオン組成と得られたシュウ酸塩の陽イオン組成の間の関係式を導いた。モデルから導かれた関係と実験結果を比較した結果,Fe3+がPEGに配位するとき,その近傍で常にM2+のPEGへの配位が起こることがわかった。

Key concepts: PEG ratio, Polyethylene glycol, Precipitation, Chemistry, Oxalate, PEG 400, Nuclear chemistry, Inorganic chemistry

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