Pollen Tube Growth and Seed Set in Stigmatic and Cut-style Pollinated Lilium longiflorum 'Georgia' Flowers as Influenced by Pre pollination.
Tong Hua Li, Yoshiji Niimi, Masaru Nakano
Abstract
Open-access reader
Tong Hua Li, Yoshiji Niimi, Masaru Nakano
Abstract
Open-access reader
自家不和合性のテッポウユリ邑ジョージア'を用い,花柱切断受粉を行う場合の予備受粉が花粉管の生長および種子形成に及ぼす影響を調べた.1.'花柱切断受粉法'では自家および交雑受粉に関係なく花粉管は受粉48時間後に花柱基部に到達した.予備受粉を行うと花粉管伸長が促進され,花粉管は受粉後24時問目に多くの個体で花柱基部まで達することがわかった.2.自家および交雑受粉において,花柱切断受粉および予備受粉は花粉管内の生殖核の分裂に影響した.受粉24時間後の観察では,'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)で観察した花粉管のうち,二つの生殖核と一つの栄養核('2S+V')を有する花粉管は78%であった.一方,'花柱切断受粉法'の交雑受粉で32%,自家受粉で9%であり,'ひのもと'の花粉を予備受粉に使うと'2S+V'の花粉管比率が増加した.3.'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)では,子房内に侵入した花粉管は2列の胚珠問にある溝(胎座溝)を子房基部に向かって束となって伸長し,子房中央部付近には多くの花粉管が観察された.しかし,'花柱切断受粉法'で子房内に入った花粉管は,'柱頭受粉法'のものと比較するとその伸長方向は規則性を欠き,子房中央部付近での花粉管はまばらであった.4.'柱頭受粉法'の交雑受粉(対照区)では,花粉管が侵入した胚珠は35%であったが,'花柱切断受粉法'では6~8%で,予備受粉を行うことによりその率は向上した.5.'花柱切断受粉法'による自家および交雑組み合わせで得られた種子はさく果あたり3粒と6粒であった.'辱予備受粉+花柱切断受粉法'では'ジョージア'の自家受粉では11粒,'ジョージア'×'ひのもと'で23粒と有意に増加したが,'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)の94粒と比べかなり少なかった.
OpenAlex reports 2 citations for this work. Citation counts describe recorded attention and do not establish research quality.
A contribution statement is not available in the OpenAlex record.
Method details are not available in the OpenAlex metadata.
Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.
Limitations are not available in the OpenAlex metadata.
Application details are not available in the OpenAlex metadata.
自家不和合性のテッポウユリ邑ジョージア'を用い,花柱切断受粉を行う場合の予備受粉が花粉管の生長および種子形成に及ぼす影響を調べた.1.'花柱切断受粉法'では自家および交雑受粉に関係なく花粉管は受粉48時間後に花柱基部に到達した.予備受粉を行うと花粉管伸長が促進され,花粉管は受粉後24時問目に多くの個体で花柱基部まで達することがわかった.2.自家および交雑受粉において,花柱切断受粉および予備受粉は花粉管内の生殖核の分裂に影響した.受粉24時間後の観察では,'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)で観察した花粉管のうち,二つの生殖核と一つの栄養核('2S+V')を有する花粉管は78%であった.一方,'花柱切断受粉法'の交雑受粉で32%,自家受粉で9%であり,'ひのもと'の花粉を予備受粉に使うと'2S+V'の花粉管比率が増加した.3.'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)では,子房内に侵入した花粉管は2列の胚珠問にある溝(胎座溝)を子房基部に向かって束となって伸長し,子房中央部付近には多くの花粉管が観察された.しかし,'花柱切断受粉法'で子房内に入った花粉管は,'柱頭受粉法'のものと比較するとその伸長方向は規則性を欠き,子房中央部付近での花粉管はまばらであった.4.'柱頭受粉法'の交雑受粉(対照区)では,花粉管が侵入した胚珠は35%であったが,'花柱切断受粉法'では6~8%で,予備受粉を行うことによりその率は向上した.5.'花柱切断受粉法'による自家および交雑組み合わせで得られた種子はさく果あたり3粒と6粒であった.'辱予備受粉+花柱切断受粉法'では'ジョージア'の自家受粉では11粒,'ジョージア'×'ひのもと'で23粒と有意に増加したが,'柱頭受粉法'による交雑受粉(対照区)の94粒と比べかなり少なかった.
Key concepts: Lilium, Pollen tube, Pollination, Pollen, Biology, Botany, Horticulture