1953ウイルスOpen access

STUDIES ON THE TYPES OF INACTIVATION OF PURIFIED TOBACCO MOSAIC VIRUS (TMV)

Zyun HIDAKA, Kiyoshi KIRIYAMA

Open full text 1 citations

Abstract

精製したTMVを温度, 超音波, ホルマリン, ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリョウの抽出物“ブクリン”によつて処理して不活性化した形態, 病原性及び抗原性の変化を研究した.1) 温度及び超音波の両処理によつて長い粒子が減つて短い粒子となる, それにつれて同時に病原性を減少するが, かなり長い粒子でなければ病原性はないことは確かである. 抗原性は粒子が短くなると反つて増加する. 又処理の程度が高いほど処理液の混濁度を増してくる.2) 温度処理では90℃以上では短くきれた粒子が膨大する. 膨大した粒子は6角形に近い形であるが, 温度及び超音波の両処理でも稀に起立つた粒子で6角に見られるから, TMVの粒子が6角形の棒であることを意味するものであらう.3) 温度及び超音波の両処理で短くきれたものの最も短いものは25mμ程度であつて, 処理の程度が高いほど25mμ程度に近づいてくる.4) 超音波処理の30分 (Fig. 9) ではきれ目ができても放れてしまわないものが見られるが, これはそれら粒子をつなぐものが存在するのではあるまいか.5) ホルマリン処理には形態的変化を認めなかったが, 病原性を減じ, 抗原性を増している. 処理によつて確かではないが棒状粒子の中を粒状化されるように想像される.6) ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリンの両処理によつてTMVの粒子は縦にも横にも凝集する, その程度はブクリンによるものが著しい. 病原性は減少するが抗原性には変りがない.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

精製したTMVを温度, 超音波, ホルマリン, ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリョウの抽出物“ブクリン”によつて処理して不活性化した形態, 病原性及び抗原性の変化を研究した.1) 温度及び超音波の両処理によつて長い粒子が減つて短い粒子となる, それにつれて同時に病原性を減少するが, かなり長い粒子でなければ病原性はないことは確かである. 抗原性は粒子が短くなると反つて増加する. 又処理の程度が高いほど処理液の混濁度を増してくる.2) 温度処理では90℃以上では短くきれた粒子が膨大する. 膨大した粒子は6角形に近い形であるが, 温度及び超音波の両処理でも稀に起立つた粒子で6角に見られるから, TMVの粒子が6角形の棒であることを意味するものであらう.3) 温度及び超音波の両処理で短くきれたものの最も短いものは25mμ程度であつて, 処理の程度が高いほど25mμ程度に近づいてくる.4) 超音波処理の30分 (Fig. 9) ではきれ目ができても放れてしまわないものが見られるが, これはそれら粒子をつなぐものが存在するのではあるまいか.5) ホルマリン処理には形態的変化を認めなかったが, 病原性を減じ, 抗原性を増している. 処理によつて確かではないが棒状粒子の中を粒状化されるように想像される.6) ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリンの両処理によつてTMVの粒子は縦にも横にも凝集する, その程度はブクリンによるものが著しい. 病原性は減少するが抗原性には変りがない.

Why it matters

OpenAlex reports 1 citations for this work. Citation counts describe recorded attention and do not establish research quality.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

精製したTMVを温度, 超音波, ホルマリン, ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリョウの抽出物“ブクリン”によつて処理して不活性化した形態, 病原性及び抗原性の変化を研究した.1) 温度及び超音波の両処理によつて長い粒子が減つて短い粒子となる, それにつれて同時に病原性を減少するが, かなり長い粒子でなければ病原性はないことは確かである. 抗原性は粒子が短くなると反つて増加する. 又処理の程度が高いほど処理液の混濁度を増してくる.2) 温度処理では90℃以上では短くきれた粒子が膨大する. 膨大した粒子は6角形に近い形であるが, 温度及び超音波の両処理でも稀に起立つた粒子で6角に見られるから, TMVの粒子が6角形の棒であることを意味するものであらう.3) 温度及び超音波の両処理で短くきれたものの最も短いものは25mμ程度であつて, 処理の程度が高いほど25mμ程度に近づいてくる.4) 超音波処理の30分 (Fig. 9) ではきれ目ができても放れてしまわないものが見られるが, これはそれら粒子をつなぐものが存在するのではあるまいか.5) ホルマリン処理には形態的変化を認めなかったが, 病原性を減じ, 抗原性を増している. 処理によつて確かではないが棒状粒子の中を粒状化されるように想像される.6) ヨウシュヤマゴボウの葉よりの抽出物及びブクリンの両処理によつてTMVの粒子は縦にも横にも凝集する, その程度はブクリンによるものが著しい. 病原性は減少するが抗原性には変りがない.

Key concepts: Tobacco mosaic virus, Virology, Mosaic virus, Biology, Chemistry, Virus, Plant virus

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
STUDIES ON THE TYPES OF INACTIVATION OF PURIFIED TOBACCO MOSAIC VIRUS (TMV) — Research Paper | ScholarLens