2020•日本東洋醫學雜誌Open access

A Case of Paroxysmal Vomiting with Diarrhea Treated by Ryoukeijutsukanto

Takerou TAKAMURA

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Abstract

症例は80歳女性。X—3年頃から月に2回ほど発作的に嘔吐と下痢が出現するようになった。発作は毎回午前11 時前後に生じ,20分ほど休息をとると自然に回復していた。他院での消化器系等の精査では異常は見られなかった。 X 年2月頃より発作が頻回化し,漢方薬による治療を開始した。胃気不足によって心下に停聚した飲を背景とする症状と診断して苓桂朮甘湯を処方したところ症状は改善傾向を示した。苓桂朮甘湯の守胃,利湿を主とする作用が奏功したと考察した。また心下飲の診断に心下痞鞕の所見が有効との報告があるが,飲による症状が出現している時のみ心下痞鞕を呈して,腹診時に必ずしもみられるとは限らないことが示唆された。

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症例は80歳女性。X—3年頃から月に2回ほど発作的に嘔吐と下痢が出現するようになった。発作は毎回午前11 時前後に生じ,20分ほど休息をとると自然に回復していた。他院での消化器系等の精査では異常は見られなかった。 X 年2月頃より発作が頻回化し,漢方薬による治療を開始した。胃気不足によって心下に停聚した飲を背景とする症状と診断して苓桂朮甘湯を処方したところ症状は改善傾向を示した。苓桂朮甘湯の守胃,利湿を主とする作用が奏功したと考察した。また心下飲の診断に心下痞鞕の所見が有効との報告があるが,飲による症状が出現している時のみ心下痞鞕を呈して,腹診時に必ずしもみられるとは限らないことが示唆された。

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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Available abstract

症例は80歳女性。X—3年頃から月に2回ほど発作的に嘔吐と下痢が出現するようになった。発作は毎回午前11 時前後に生じ,20分ほど休息をとると自然に回復していた。他院での消化器系等の精査では異常は見られなかった。 X 年2月頃より発作が頻回化し,漢方薬による治療を開始した。胃気不足によって心下に停聚した飲を背景とする症状と診断して苓桂朮甘湯を処方したところ症状は改善傾向を示した。苓桂朮甘湯の守胃,利湿を主とする作用が奏功したと考察した。また心下飲の診断に心下痞鞕の所見が有効との報告があるが,飲による症状が出現している時のみ心下痞鞕を呈して,腹診時に必ずしもみられるとは限らないことが示唆された。

Key concepts: Vomiting, Diarrhea, Medicine, Pediatrics, Gastroenterology, Internal medicine

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