2021•Horticultural Research (Japan)Open access

The Effect of Cutting on Turbidity and Sugars in Vase Water and the Vase Life of Cut Gerbera Flowers

Makoto Tonooka, Yoshiyuki Homma, Hideki Nukui, Seiji Ohba, Kazuo Ichimura

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Abstract

ガーベラはハサミを用いずに引き抜いて収穫する.湿式輸送では切り戻しにより調整するが,乾式輸送では切り戻しによる調整は行わずに出荷する.ガーベラ切り花において,調整(切り戻し)の有無が花茎からの糖質および電解質の溶出,生け水の濁度および日持ちに及ぼす影響について検討した.ガーベラ ‘ミノウ’ における収穫時の平均切り花長は57 cmだった.‘ミノウ’ では,生け水の電気伝導率,糖質濃度および濁度は花茎を切断する位置と方法に影響された.調整しない場合および基部近くで切り戻した場合には,花首から40 cmの部位で切り戻した場合よりも低くなった.また,生け水の電気伝導率と濁度,電気伝導率と糖質濃度および濁度と糖質濃度との間には正の相関関係が認められた.7品種を用いて日持ち,電気伝導率,濁度および吸水量を調査したところ,有意な品種間差がみられた.また日持ちと濁度との間には負の相関関係がみられた.次に最も日持ちの長かった ‘ピンタ’ と短かった ‘ピクチャーパーフェクト’ において,切り戻しの有無が生け水の濁度,糖質の溶出および日持ちに及ぼす影響を調査した.‘ピンタ’ では,調整により生け水の濁度と糖質濃度の上昇はわずかであり,日持ちが延長した.それに対して,‘ピクチャーパーフェクト’ では調整により濁度と糖質濃度が上昇し,日持ちが延長しなかった.以上の結果から,調整したガーベラ切り花から糖質と電解質が溶出し,この量の違いが日持ちの品種間差に関与している可能性が示唆された.

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ガーベラはハサミを用いずに引き抜いて収穫する.湿式輸送では切り戻しにより調整するが,乾式輸送では切り戻しによる調整は行わずに出荷する.ガーベラ切り花において,調整(切り戻し)の有無が花茎からの糖質および電解質の溶出,生け水の濁度および日持ちに及ぼす影響について検討した.ガーベラ ‘ミノウ’ における収穫時の平均切り花長は57 cmだった.‘ミノウ’ では,生け水の電気伝導率,糖質濃度および濁度は花茎を切断する位置と方法に影響された.調整しない場合および基部近くで切り戻した場合には,花首から40 cmの部位で切り戻した場合よりも低くなった.また,生け水の電気伝導率と濁度,電気伝導率と糖質濃度および濁度と糖質濃度との間には正の相関関係が認められた.7品種を用いて日持ち,電気伝導率,濁度および吸水量を調査したところ,有意な品種間差がみられた.また日持ちと濁度との間には負の相関関係がみられた.次に最も日持ちの長かった ‘ピンタ’ と短かった ‘ピクチャーパーフェクト’ において,切り戻しの有無が生け水の濁度,糖質の溶出および日持ちに及ぼす影響を調査した.‘ピンタ’ では,調整により生け水の濁度と糖質濃度の上昇はわずかであり,日持ちが延長した.それに対して,‘ピクチャーパーフェクト’ では調整により濁度と糖質濃度が上昇し,日持ちが延長しなかった.以上の結果から,調整したガーベラ切り花から糖質と電解質が溶出し,この量の違いが日持ちの品種間差に関与している可能性が示唆された.

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Method / approach

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Main findings

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Applications

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ガーベラはハサミを用いずに引き抜いて収穫する.湿式輸送では切り戻しにより調整するが,乾式輸送では切り戻しによる調整は行わずに出荷する.ガーベラ切り花において,調整(切り戻し)の有無が花茎からの糖質および電解質の溶出,生け水の濁度および日持ちに及ぼす影響について検討した.ガーベラ ‘ミノウ’ における収穫時の平均切り花長は57 cmだった.‘ミノウ’ では,生け水の電気伝導率,糖質濃度および濁度は花茎を切断する位置と方法に影響された.調整しない場合および基部近くで切り戻した場合には,花首から40 cmの部位で切り戻した場合よりも低くなった.また,生け水の電気伝導率と濁度,電気伝導率と糖質濃度および濁度と糖質濃度との間には正の相関関係が認められた.7品種を用いて日持ち,電気伝導率,濁度および吸水量を調査したところ,有意な品種間差がみられた.また日持ちと濁度との間には負の相関関係がみられた.次に最も日持ちの長かった ‘ピンタ’ と短かった ‘ピクチャーパーフェクト’ において,切り戻しの有無が生け水の濁度,糖質の溶出および日持ちに及ぼす影響を調査した.‘ピンタ’ では,調整により生け水の濁度と糖質濃度の上昇はわずかであり,日持ちが延長した.それに対して,‘ピクチャーパーフェクト’ では調整により濁度と糖質濃度が上昇し,日持ちが延長しなかった.以上の結果から,調整したガーベラ切り花から糖質と電解質が溶出し,この量の違いが日持ちの品種間差に関与している可能性が示唆された.

Key concepts: Vase, Vase life, Gerbera, Cut flowers, Horticulture, Mathematics, Biology, Cultivar

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