1984•Nihon Chikusan GakkaihoOpen access

Properties of Cytoplasmic and Nuclear Estrogen Receptors in the Hen Oviduct Uterus (Shell gland)

Mitsuo Kawashima, Akihiro Sakae, Michiharu Kamiyoshi, Katuhide TANAKA

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Abstract

白色レグホーン種産卵鶏の卵管子宮部のCytosolおよび細胞核画分のいずれにおいてもエストロジェンに対する選択的結合性(結合特異性)と結合飽和性とが認められた.結合物質の解離定数(Kd)は Cytosolおよび細胞核画分のいずれにおいても10-10Mのオーダーの値であり,NBS max(最大結合部位数)は Cytosolにおいては蛋白質1mg当り10-14~10-15molesであり,細胞核画分においてはDNA 1μg当り10-16~10-15molesであった.この結合物質のKd値は産卵鶏と休産鶏とで差がなく,NBS maxは産卵鶏の方が大であった.休産鶏にエストラジオール•17βを投与すると Cytosolおよび細胞核画分のKd値には顕著な変化は認められないが,NBS max値はCytosolにおいては減少し,細胞核画分においては増加した.上記の結果より,鶏の卵管子宮部の Cytosolにはエストロジェン•レセプターが存在し,細胞核にはレセプター•エストロジエン複合体が存在にるものとみなされ,この組織に対にるエストロジェンの作用は血液中のエストロジェンが細胞質中のレセプターと結合し,この複合体が細胞核へ移行するという機序によるものと思われる.

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白色レグホーン種産卵鶏の卵管子宮部のCytosolおよび細胞核画分のいずれにおいてもエストロジェンに対する選択的結合性(結合特異性)と結合飽和性とが認められた.結合物質の解離定数(Kd)は Cytosolおよび細胞核画分のいずれにおいても10-10Mのオーダーの値であり,NBS max(最大結合部位数)は Cytosolにおいては蛋白質1mg当り10-14~10-15molesであり,細胞核画分においてはDNA 1μg当り10-16~10-15molesであった.この結合物質のKd値は産卵鶏と休産鶏とで差がなく,NBS maxは産卵鶏の方が大であった.休産鶏にエストラジオール•17βを投与すると Cytosolおよび細胞核画分のKd値には顕著な変化は認められないが,NBS max値はCytosolにおいては減少し,細胞核画分においては増加した.上記の結果より,鶏の卵管子宮部の Cytosolにはエストロジェン•レセプターが存在し,細胞核にはレセプター•エストロジエン複合体が存在にるものとみなされ,この組織に対にるエストロジェンの作用は血液中のエストロジェンが細胞質中のレセプターと結合し,この複合体が細胞核へ移行するという機序によるものと思われる.

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白色レグホーン種産卵鶏の卵管子宮部のCytosolおよび細胞核画分のいずれにおいてもエストロジェンに対する選択的結合性(結合特異性)と結合飽和性とが認められた.結合物質の解離定数(Kd)は Cytosolおよび細胞核画分のいずれにおいても10-10Mのオーダーの値であり,NBS max(最大結合部位数)は Cytosolにおいては蛋白質1mg当り10-14~10-15molesであり,細胞核画分においてはDNA 1μg当り10-16~10-15molesであった.この結合物質のKd値は産卵鶏と休産鶏とで差がなく,NBS maxは産卵鶏の方が大であった.休産鶏にエストラジオール•17βを投与すると Cytosolおよび細胞核画分のKd値には顕著な変化は認められないが,NBS max値はCytosolにおいては減少し,細胞核画分においては増加した.上記の結果より,鶏の卵管子宮部の Cytosolにはエストロジェン•レセプターが存在し,細胞核にはレセプター•エストロジエン複合体が存在にるものとみなされ,この組織に対にるエストロジェンの作用は血液中のエストロジェンが細胞質中のレセプターと結合し,この複合体が細胞核へ移行するという機序によるものと思われる.

Key concepts: Cytosol, Oviduct, Cytoplasm, Uterus, Estrogen receptor, Estrogen, Chemistry, Receptor

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