1992•Japanese Journal of Radiological TechnologyOpen access

MEASUREMENT OF DOSE DISTRIBUTION WITH THERMOLUMINESCENCE SHEET

Fumiaki Uto, Akiko Shirai, Yoshihiko Tsuji, Shigeki Uyama, Kazuro Iwata

Open full text 1 citations

Abstract

宇宙線計測用に開発されたTLシート(BaSO_4 : Eu)の基礎特性および臨床応用について検討した.その結果, (1)アニーリング特性は, 測定対象を選択すれば比較的低い温度域でも長時間加熱することにより, 残存発光量を充分減少できるが, 大線量を照射する場合, 適切な温度でアニーリングする必要がある.(2)2次元読み取りシステムによるRALSの線量分布は, Modulexの計算値と良く一致していたが, 線源から離れるほど, 計算値よりも高い値を示す傾向にあった.さらに精度を向上させるためシートおよび2次元読み取りシステムの改良が必要である.(3)常温発光を利用した線量分布は, (2)と同様, エネルギー依存性によると思われる線量分布の低線量域へのシフトがみられた.また, フィルムとの密着, 露光条件, 現像条件など, 問題はあるが簡便に線量分布が得られる利点がある.以上であった.TLシートはダイナミックレンジが広く, また空間分解能が良いため, RALS治療時のin vivo dosimetryや不均質部境界領域の線量評価等, 線量が急激に変化する領域の線量評価に適している.ただし, TL-シートのダイナミックレンジが広くてもI.Iなどの測定系の性能に制限されるため読み取り条件を充分考慮する必要がある.また, 常温発光の場合もX線フィルムに露光転写するため, フィルムのダイナミックレンジに制限されることになる.今回使用したBaSO_4 : Euシートは, エネルギー依存性が問題であり, その解決策としてLiF-シートについても現在, 開発検討中である.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

宇宙線計測用に開発されたTLシート(BaSO_4 : Eu)の基礎特性および臨床応用について検討した.その結果, (1)アニーリング特性は, 測定対象を選択すれば比較的低い温度域でも長時間加熱することにより, 残存発光量を充分減少できるが, 大線量を照射する場合, 適切な温度でアニーリングする必要がある.(2)2次元読み取りシステムによるRALSの線量分布は, Modulexの計算値と良く一致していたが, 線源から離れるほど, 計算値よりも高い値を示す傾向にあった.さらに精度を向上させるためシートおよび2次元読み取りシステムの改良が必要である.(3)常温発光を利用した線量分布は, (2)と同様, エネルギー依存性によると思われる線量分布の低線量域へのシフトがみられた.また, フィルムとの密着, 露光条件, 現像条件など, 問題はあるが簡便に線量分布が得られる利点がある.以上であった.TLシートはダイナミックレンジが広く, また空間分解能が良いため, RALS治療時のin vivo dosimetryや不均質部境界領域の線量評価等, 線量が急激に変化する領域の線量評価に適している.ただし, TL-シートのダイナミックレンジが広くてもI.Iなどの測定系の性能に制限されるため読み取り条件を充分考慮する必要がある.また, 常温発光の場合もX線フィルムに露光転写するため, フィルムのダイナミックレンジに制限されることになる.今回使用したBaSO_4 : Euシートは, エネルギー依存性が問題であり, その解決策としてLiF-シートについても現在, 開発検討中である.

Why it matters

OpenAlex reports 1 citations for this work. Citation counts describe recorded attention and do not establish research quality.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

宇宙線計測用に開発されたTLシート(BaSO_4 : Eu)の基礎特性および臨床応用について検討した.その結果, (1)アニーリング特性は, 測定対象を選択すれば比較的低い温度域でも長時間加熱することにより, 残存発光量を充分減少できるが, 大線量を照射する場合, 適切な温度でアニーリングする必要がある.(2)2次元読み取りシステムによるRALSの線量分布は, Modulexの計算値と良く一致していたが, 線源から離れるほど, 計算値よりも高い値を示す傾向にあった.さらに精度を向上させるためシートおよび2次元読み取りシステムの改良が必要である.(3)常温発光を利用した線量分布は, (2)と同様, エネルギー依存性によると思われる線量分布の低線量域へのシフトがみられた.また, フィルムとの密着, 露光条件, 現像条件など, 問題はあるが簡便に線量分布が得られる利点がある.以上であった.TLシートはダイナミックレンジが広く, また空間分解能が良いため, RALS治療時のin vivo dosimetryや不均質部境界領域の線量評価等, 線量が急激に変化する領域の線量評価に適している.ただし, TL-シートのダイナミックレンジが広くてもI.Iなどの測定系の性能に制限されるため読み取り条件を充分考慮する必要がある.また, 常温発光の場合もX線フィルムに露光転写するため, フィルムのダイナミックレンジに制限されることになる.今回使用したBaSO_4 : Euシートは, エネルギー依存性が問題であり, その解決策としてLiF-シートについても現在, 開発検討中である.

Key concepts: Thermoluminescence, Distribution (mathematics), Materials science, Environmental science, Mathematics, Optoelectronics, Mathematical analysis, Luminescence

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
MEASUREMENT OF DOSE DISTRIBUTION WITH THERMOLUMINESCENCE SHEET — Research Paper | ScholarLens