1967•Journal of Weed Science and TechnologyOpen access

Studies on a New Diphenylether Herbicide, HE-314

Toshimasa HAYASAKA

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Abstract

以上の実験およびその他の実験から得られた概要をまとめると次のようになる。(1) 雑草発生前土壌処理効果はNIPに比べるとやや劣る。また土壌処理効果は畑地より湛水下の方が効果大である。(2) 本剤は雑草茎葉処理効果を有し, この雑草処理効果は湛水下の方が乾田 (畑地) 条件下噴霧処理効果より作用が大きい。(3) 本剤の特徴はこれまでの同系列除草剤と異なり, 生育期処理でイネとタイヌビエとの間に属間選択殺草性を有する。この選択殺草性はDCPAとは異なり湛水下でも失われず, むしろ湛水下の方が属間選択殺草性が大である。(4) 湛水条件下の属間選択殺草幅は, イネとタイヌビエの2~4葉期で最大であるが, 発芽時ではイネに対する害作用のため小さく, 一方, 5~6葉期以後になるとタイヌビエに対する殺草力が劣るため, 選択殺草性がほとんど認められなくなる。(5) 本剤の植物発芽時の作用点は, NIPがほとんど幼芽部のみであるのに対し, 幼芽部と根部の両方に作用し, 根部作用においてはイネ科内選択性は認められず, 幼芽部 (茎葉) 作用においてのみイネ科選属間選択殺草性を示す。(6) 本剤は, これまでの同系除草剤と異なり発根抑制力および根伸長抑制力が極めて強力である。しかし根部吸収地上部害はNIP同様小さい。(7) 本剤の発根抑制力は水耕栽培で極めて強力であるが, 土壌懸濁水耕栽培ではこの作用が軽減される。この理由は光線の有無でなく, 土壌そのものが何らかの形で関与するものと考えられた。(8) また, 発根抑制作用, 伸長抑制作用および根部吸収害作用ではイネとタイヌビエの間にはほとんど選択殺草は認められなかつた。したがつて茎葉部作用に基づく選択殺草であることが明らかになつた。(9) 本剤の作用型は, タイヌビエで多少移行的傾向を認めたが, 一般的に接触型除草剤と考えられた。(10) 雑草草種に対する選択性は, 雑草発生前土壌処理および畑地 (乾田) 雑草噴霧処理では 一般広葉雑草>イネ科雑草>マツバイ であり, 湛水下茎葉滴下処理では イネ科雑草>一般広葉雑草>マツバイ の傾向にあつた。

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以上の実験およびその他の実験から得られた概要をまとめると次のようになる。(1) 雑草発生前土壌処理効果はNIPに比べるとやや劣る。また土壌処理効果は畑地より湛水下の方が効果大である。(2) 本剤は雑草茎葉処理効果を有し, この雑草処理効果は湛水下の方が乾田 (畑地) 条件下噴霧処理効果より作用が大きい。(3) 本剤の特徴はこれまでの同系列除草剤と異なり, 生育期処理でイネとタイヌビエとの間に属間選択殺草性を有する。この選択殺草性はDCPAとは異なり湛水下でも失われず, むしろ湛水下の方が属間選択殺草性が大である。(4) 湛水条件下の属間選択殺草幅は, イネとタイヌビエの2~4葉期で最大であるが, 発芽時ではイネに対する害作用のため小さく, 一方, 5~6葉期以後になるとタイヌビエに対する殺草力が劣るため, 選択殺草性がほとんど認められなくなる。(5) 本剤の植物発芽時の作用点は, NIPがほとんど幼芽部のみであるのに対し, 幼芽部と根部の両方に作用し, 根部作用においてはイネ科内選択性は認められず, 幼芽部 (茎葉) 作用においてのみイネ科選属間選択殺草性を示す。(6) 本剤は, これまでの同系除草剤と異なり発根抑制力および根伸長抑制力が極めて強力である。しかし根部吸収地上部害はNIP同様小さい。(7) 本剤の発根抑制力は水耕栽培で極めて強力であるが, 土壌懸濁水耕栽培ではこの作用が軽減される。この理由は光線の有無でなく, 土壌そのものが何らかの形で関与するものと考えられた。(8) また, 発根抑制作用, 伸長抑制作用および根部吸収害作用ではイネとタイヌビエの間にはほとんど選択殺草は認められなかつた。したがつて茎葉部作用に基づく選択殺草であることが明らかになつた。(9) 本剤の作用型は, タイヌビエで多少移行的傾向を認めたが, 一般的に接触型除草剤と考えられた。(10) 雑草草種に対する選択性は, 雑草発生前土壌処理および畑地 (乾田) 雑草噴霧処理では 一般広葉雑草>イネ科雑草>マツバイ であり, 湛水下茎葉滴下処理では イネ科雑草>一般広葉雑草>マツバイ の傾向にあつた。

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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Available abstract

以上の実験およびその他の実験から得られた概要をまとめると次のようになる。(1) 雑草発生前土壌処理効果はNIPに比べるとやや劣る。また土壌処理効果は畑地より湛水下の方が効果大である。(2) 本剤は雑草茎葉処理効果を有し, この雑草処理効果は湛水下の方が乾田 (畑地) 条件下噴霧処理効果より作用が大きい。(3) 本剤の特徴はこれまでの同系列除草剤と異なり, 生育期処理でイネとタイヌビエとの間に属間選択殺草性を有する。この選択殺草性はDCPAとは異なり湛水下でも失われず, むしろ湛水下の方が属間選択殺草性が大である。(4) 湛水条件下の属間選択殺草幅は, イネとタイヌビエの2~4葉期で最大であるが, 発芽時ではイネに対する害作用のため小さく, 一方, 5~6葉期以後になるとタイヌビエに対する殺草力が劣るため, 選択殺草性がほとんど認められなくなる。(5) 本剤の植物発芽時の作用点は, NIPがほとんど幼芽部のみであるのに対し, 幼芽部と根部の両方に作用し, 根部作用においてはイネ科内選択性は認められず, 幼芽部 (茎葉) 作用においてのみイネ科選属間選択殺草性を示す。(6) 本剤は, これまでの同系除草剤と異なり発根抑制力および根伸長抑制力が極めて強力である。しかし根部吸収地上部害はNIP同様小さい。(7) 本剤の発根抑制力は水耕栽培で極めて強力であるが, 土壌懸濁水耕栽培ではこの作用が軽減される。この理由は光線の有無でなく, 土壌そのものが何らかの形で関与するものと考えられた。(8) また, 発根抑制作用, 伸長抑制作用および根部吸収害作用ではイネとタイヌビエの間にはほとんど選択殺草は認められなかつた。したがつて茎葉部作用に基づく選択殺草であることが明らかになつた。(9) 本剤の作用型は, タイヌビエで多少移行的傾向を認めたが, 一般的に接触型除草剤と考えられた。(10) 雑草草種に対する選択性は, 雑草発生前土壌処理および畑地 (乾田) 雑草噴霧処理では 一般広葉雑草>イネ科雑草>マツバイ であり, 湛水下茎葉滴下処理では イネ科雑草>一般広葉雑草>マツバイ の傾向にあつた。

Key concepts: NIP, Chemistry, Materials science, Composite material

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Studies on a New Diphenylether Herbicide, HE-314 — Research Paper | ScholarLens