2005癌と化学療法Requires access

TS-1 による術後補助療法中に発症しWeekly Docetaxel 療法により著効をみた胃癌腹膜播種の1 例

高島勉, ほか

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Abstract

62 歳,男性。4 型胃癌に対し胃全摘術を施行した。T 3, N 1, H 0, P 0, M 0, CYX であり,組織学的にはpoorly differentiated adenocarcinoma, ss, INF γ,ly2, v 2, n 2 であった。術後16 日目からTS-1 100mg/day を4 週投与2 週休薬を1 クールとして内服を開始,2 クールの投与を行った。投与終了ごろより腹部膨満感が出現し,CT を施行したところ著明な腹水の貯留を認めた。CEA は13.5ng/ml と上昇を示し,腹膜再発と診断した。外来にてdocetaxel40mg/body3 週投与1 週休薬を1 クールとして化学療法を開始した。CEA は6 クール目開始時には正常化した。CT でも腹水は消失しており,他の転移も認めなかったためCR と判定した。術後2 年,腹膜再発後1 年8 か月,10 クールのdocetaxel 投与終了後1 年経過した現在,無治療で観察中であるが再燃の徴候を認めていない。docetaxel の休薬や減量は不要であった。docetaxel のweekly 投与は安全に外来で施行可能なレジメンであり,胃癌領域でもその有効性が報告されている。本症例では胃癌に対して奏効率の高いTS-1 を投与中に発症した腹膜再発症例に対してdocetaxel が著効を示した。TS-1 無効例に対する治療についての検討は少ないが,FU 系の薬剤とは作用機序が異なることもあり,docetaxel のweekly 投与は有用な治療法となり得ると思われた。

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62 歳,男性。4 型胃癌に対し胃全摘術を施行した。T 3, N 1, H 0, P 0, M 0, CYX であり,組織学的にはpoorly differentiated adenocarcinoma, ss, INF γ,ly2, v 2, n 2 であった。術後16 日目からTS-1 100mg/day を4 週投与2 週休薬を1 クールとして内服を開始,2 クールの投与を行った。投与終了ごろより腹部膨満感が出現し,CT を施行したところ著明な腹水の貯留を認めた。CEA は13.5ng/ml と上昇を示し,腹膜再発と診断した。外来にてdocetaxel40mg/body3 週投与1 週休薬を1 クールとして化学療法を開始した。CEA は6 クール目開始時には正常化した。CT でも腹水は消失しており,他の転移も認めなかったためCR と判定した。術後2 年,腹膜再発後1 年8 か月,10 クールのdocetaxel 投与終了後1 年経過した現在,無治療で観察中であるが再燃の徴候を認めていない。docetaxel の休薬や減量は不要であった。docetaxel のweekly 投与は安全に外来で施行可能なレジメンであり,胃癌領域でもその有効性が報告されている。本症例では胃癌に対して奏効率の高いTS-1 を投与中に発症した腹膜再発症例に対してdocetaxel が著効を示した。TS-1 無効例に対する治療についての検討は少ないが,FU 系の薬剤とは作用機序が異なることもあり,docetaxel のweekly 投与は有用な治療法となり得ると思われた。

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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62 歳,男性。4 型胃癌に対し胃全摘術を施行した。T 3, N 1, H 0, P 0, M 0, CYX であり,組織学的にはpoorly differentiated adenocarcinoma, ss, INF γ,ly2, v 2, n 2 であった。術後16 日目からTS-1 100mg/day を4 週投与2 週休薬を1 クールとして内服を開始,2 クールの投与を行った。投与終了ごろより腹部膨満感が出現し,CT を施行したところ著明な腹水の貯留を認めた。CEA は13.5ng/ml と上昇を示し,腹膜再発と診断した。外来にてdocetaxel40mg/body3 週投与1 週休薬を1 クールとして化学療法を開始した。CEA は6 クール目開始時には正常化した。CT でも腹水は消失しており,他の転移も認めなかったためCR と判定した。術後2 年,腹膜再発後1 年8 か月,10 クールのdocetaxel 投与終了後1 年経過した現在,無治療で観察中であるが再燃の徴候を認めていない。docetaxel の休薬や減量は不要であった。docetaxel のweekly 投与は安全に外来で施行可能なレジメンであり,胃癌領域でもその有効性が報告されている。本症例では胃癌に対して奏効率の高いTS-1 を投与中に発症した腹膜再発症例に対してdocetaxel が著効を示した。TS-1 無効例に対する治療についての検討は少ないが,FU 系の薬剤とは作用機序が異なることもあり,docetaxel のweekly 投与は有用な治療法となり得ると思われた。

Key concepts: Docetaxel, Medicine, Adenocarcinoma, Internal medicine, Oncology, Chemotherapy, Cancer

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TS-1 による術後補助療法中に発症しWeekly Docetaxel 療法により著効をみた胃癌腹膜播種の1 例 — Research Paper | ScholarLens