Studies on the properties and functions on pectin in Satsuma mandarin fruits (Citrus unshiu Marc.). Part I. Properties of pectin in Satsuma mandarin fruits (Citrus unshiu Marc.).
Masatoshi MANABE, Jun Naohara
Abstract
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Masatoshi MANABE, Jun Naohara
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わが国のかんきつ果実生産の中心である温州ミカンのペクチンについて,その性質を詳細に把握する目的で,系統,熟期,部位別に可溶性ペクチンを抽出,定量し,性状を調べた.(1) 4画分に抽出した可溶性ペクチンのうち,HSPが最も多く,AIS当たり15~25%であった.最も少ない画分のペクチンは,フラベド部を除く3部位ではASPであった.系統,熟期,部位を問わずHSPが最も高いのが温州ミカン果実の特徴といえる.従来の3画分のペクチンに加えて,抽出したアルカリ可溶性ペクチンのSSPは,AIS当たり約5~10%で,全ペクチン中約15~30%を占めた.(2) AISより抽出,調製したペクチンの無水ガラクツロン酸量はフラベド部のものが最も高く,さじょう部では最も低かった.ペクチンの酸性多糖分子中の中性糖量は8~11%であり,アラビノースが全体の約半量を占め,他にガラクトース,ラムノース等を含む7種類の糖が検出された.ペクチンのエステル化度は,じょうのう部のものが最も高く,70~80%であったが,反対に,フラベド部では50~55%の値を示す系統の果実が多かった.
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わが国のかんきつ果実生産の中心である温州ミカンのペクチンについて,その性質を詳細に把握する目的で,系統,熟期,部位別に可溶性ペクチンを抽出,定量し,性状を調べた.(1) 4画分に抽出した可溶性ペクチンのうち,HSPが最も多く,AIS当たり15~25%であった.最も少ない画分のペクチンは,フラベド部を除く3部位ではASPであった.系統,熟期,部位を問わずHSPが最も高いのが温州ミカン果実の特徴といえる.従来の3画分のペクチンに加えて,抽出したアルカリ可溶性ペクチンのSSPは,AIS当たり約5~10%で,全ペクチン中約15~30%を占めた.(2) AISより抽出,調製したペクチンの無水ガラクツロン酸量はフラベド部のものが最も高く,さじょう部では最も低かった.ペクチンの酸性多糖分子中の中性糖量は8~11%であり,アラビノースが全体の約半量を占め,他にガラクトース,ラムノース等を含む7種類の糖が検出された.ペクチンのエステル化度は,じょうのう部のものが最も高く,70~80%であったが,反対に,フラベド部では50~55%の値を示す系統の果実が多かった.
Key concepts: Citrus unshiu, Mandarin Chinese, Pectin, Citrus fruit, Horticulture, Botany, Food science, Chemistry