Fundamental study in the determination of ATP, ADP and AMP in liver
Takeichi Sakaguchi, Mamoru Fukumoto, Tamotsu Inoue, Yoko NAKAJIMA, Michiko AKAMINE, Tokue KATORI
Abstract
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Takeichi Sakaguchi, Mamoru Fukumoto, Tamotsu Inoue, Yoko NAKAJIMA, Michiko AKAMINE, Tokue KATORI
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DEAEセルロースイオン交換体の薄層(以下DEAE-セルロースと略記)を用いて,生体試料(特に肝臓)よりATP(adenosine triphosphate),ADP(adenosine diphosphate),AMP(adenosine monophosphate)を分離し,極微量(1~5μg/ml)を定量することができた.どん(呑)竜ネズミの肝臓を2g取り,3倍容の6%過塩素酸6mlを加え,ホモジェネート,除たん白し,その後6%過塩素酸4mlを2回に分けて再度ホモジェネート,除たん白処理し,5分間4000回転で遠心分離したのち,5M炭酸カリウム溶液でpH7に調節し全容を10mlとし,DEAE-セルロース上にマイクロピペットで0.01mlずつ10個スポットする.次に0.02N塩酸で10cm展開し,風乾したのち,紫外線(2537Å)を照射しATP,ADP,AMPを検出する.紫外線吸光部をミクロスパーテルで10個かき取り,0.1N塩酸で抽出を3回行ない,全量を10mlとして260mμで吸光度を測定する.このときブランクは吸光のない部分を10個分に相当する量をかき取り,同じ操作に従ったものを用いた.著者らの化学法(以下化学法という)と従来のHexokinase存在下のぶどう糖のリン酸化法(以下酵素法という)と比較実験を試み純品の水溶液では両者の値がよく一致したが,肝臓ホモジェネートでは化学的定量法と酵素法との間に摘出直後で500~1000μg/gの差があった.これは後述のように特に粗製ホモジェネートでは目的成分が抽出直後すぐ分解するおそれもあり,抽出後ただちに酸で除たん白したのち定量する化学法が酵素活性の変化から計算する酵素法より誤差がないので高い値を示すと考える.
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DEAEセルロースイオン交換体の薄層(以下DEAE-セルロースと略記)を用いて,生体試料(特に肝臓)よりATP(adenosine triphosphate),ADP(adenosine diphosphate),AMP(adenosine monophosphate)を分離し,極微量(1~5μg/ml)を定量することができた.どん(呑)竜ネズミの肝臓を2g取り,3倍容の6%過塩素酸6mlを加え,ホモジェネート,除たん白し,その後6%過塩素酸4mlを2回に分けて再度ホモジェネート,除たん白処理し,5分間4000回転で遠心分離したのち,5M炭酸カリウム溶液でpH7に調節し全容を10mlとし,DEAE-セルロース上にマイクロピペットで0.01mlずつ10個スポットする.次に0.02N塩酸で10cm展開し,風乾したのち,紫外線(2537Å)を照射しATP,ADP,AMPを検出する.紫外線吸光部をミクロスパーテルで10個かき取り,0.1N塩酸で抽出を3回行ない,全量を10mlとして260mμで吸光度を測定する.このときブランクは吸光のない部分を10個分に相当する量をかき取り,同じ操作に従ったものを用いた.著者らの化学法(以下化学法という)と従来のHexokinase存在下のぶどう糖のリン酸化法(以下酵素法という)と比較実験を試み純品の水溶液では両者の値がよく一致したが,肝臓ホモジェネートでは化学的定量法と酵素法との間に摘出直後で500~1000μg/gの差があった.これは後述のように特に粗製ホモジェネートでは目的成分が抽出直後すぐ分解するおそれもあり,抽出後ただちに酸で除たん白したのち定量する化学法が酵素活性の変化から計算する酵素法より誤差がないので高い値を示すと考える.
Key concepts: Adenosine triphosphate, Adenosine diphosphate, Hexokinase, Adenosine monophosphate, ATP–ADP translocase, Adenosine, Chemistry, Adenine nucleotide