STUDIES OF RICE-BRAN THERAPY FOR CALCIUM UROLITHIASIS WITH IDIOPATHIC HYPERCALCIURIA
Shoichi Ebisuno
Abstract
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Shoichi Ebisuno
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特発性過カルシウム尿症を伴うカルシウム結石患者に rice-bran を投与し, その結果を検討するとともに, その作用機序の検討をおこない以下の如き結果が得られた.(1) Defatted rice-bran の10g投与群31例において22例 (70.9%) に尿中カルシウム排泄量の減少がみられ, 10g投与群の尿中カルシウム減少率の平均は21.2%であった. 他方, 20g投与群19例では17例 (89.5%) が減少を示し, 平均減少率は29.8%であった.Defatted rice-bran 10g及び20g投与の両群において投与後の尿中カルシウム排泄量及び尿中カルシウム・クレアチニン比は投与前値に比し有意の減少を示したが, 無効例あるいは効果の乏しかった症例が10g投与群に多くみられた.(2) Defatted rice-bran の投与前後における尿中リン排泄量, 血清カルシウム及びリンには変化はみられなかった.(3) Defatted rice-bran の培養製剤である rice-bran pharm. 20gの投与を13例におこない. その10例に尿中カルシウム排泄量の著明な減少がみられ, 平均減少率は22.7%であった. しかし, 8例の wheat-bran pharm. 投与例では尿中カルシウムの排泄抑制効果は乏しく, その効果は明らかに rice-bran が優っていた.(4) 6症例において defatted rice-bran の投与後の4週間の休薬に尿中カルシウムは投与前値に復することが観察でき, 尿中カルシウム排泄量の減少は rice-bran 自体による効果であることが確認された.(5) 7症例において dephytinized rice-bran の投与によっても尿中カルシウムの増加が認められ, rice-bran によるその作用は主に rice-bran 中の含まれるフィチンによるものであると考えられた.(6) 4症例において defatted rice-bran 投与前後における47Ca吸収テストをおこない全例に5~10%の腸管内でのカルシウム吸収率の低下が示され, rice-bran による尿中カルシウム排泄量の減少はフィチンによる腸管内での不溶性のカルシウム塩の形成によるものであろうと考えられた.(7) Rice-bran 投与による重篤な副作用は全くみられず, 広い意味での自然食品である rice-bran が特発性過カルシウム尿症に有効な治療法になり得るものとの結論を得た.
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特発性過カルシウム尿症を伴うカルシウム結石患者に rice-bran を投与し, その結果を検討するとともに, その作用機序の検討をおこない以下の如き結果が得られた.(1) Defatted rice-bran の10g投与群31例において22例 (70.9%) に尿中カルシウム排泄量の減少がみられ, 10g投与群の尿中カルシウム減少率の平均は21.2%であった. 他方, 20g投与群19例では17例 (89.5%) が減少を示し, 平均減少率は29.8%であった.Defatted rice-bran 10g及び20g投与の両群において投与後の尿中カルシウム排泄量及び尿中カルシウム・クレアチニン比は投与前値に比し有意の減少を示したが, 無効例あるいは効果の乏しかった症例が10g投与群に多くみられた.(2) Defatted rice-bran の投与前後における尿中リン排泄量, 血清カルシウム及びリンには変化はみられなかった.(3) Defatted rice-bran の培養製剤である rice-bran pharm. 20gの投与を13例におこない. その10例に尿中カルシウム排泄量の著明な減少がみられ, 平均減少率は22.7%であった. しかし, 8例の wheat-bran pharm. 投与例では尿中カルシウムの排泄抑制効果は乏しく, その効果は明らかに rice-bran が優っていた.(4) 6症例において defatted rice-bran の投与後の4週間の休薬に尿中カルシウムは投与前値に復することが観察でき, 尿中カルシウム排泄量の減少は rice-bran 自体による効果であることが確認された.(5) 7症例において dephytinized rice-bran の投与によっても尿中カルシウムの増加が認められ, rice-bran によるその作用は主に rice-bran 中の含まれるフィチンによるものであると考えられた.(6) 4症例において defatted rice-bran 投与前後における47Ca吸収テストをおこない全例に5~10%の腸管内でのカルシウム吸収率の低下が示され, rice-bran による尿中カルシウム排泄量の減少はフィチンによる腸管内での不溶性のカルシウム塩の形成によるものであろうと考えられた.(7) Rice-bran 投与による重篤な副作用は全くみられず, 広い意味での自然食品である rice-bran が特発性過カルシウム尿症に有効な治療法になり得るものとの結論を得た.
Key concepts: Bran, Agronomy, Food science, Chemistry, Biology, Organic chemistry, Raw material