2002Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association)Open access

A Case of Swallowed Fish Bone-induced Esophageal Perforation Which Developed into Intractable Mediastinitis.

Shigeru Ikenaga, Motonori Okino, Kentaro Fujioka, Katsuyuki Yamashita

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Abstract

症例は60歳の男性. 7日前にヒラメの煮付けを食べた際咽頭から喉頭にかけての不快感が自覚された.その2日後より発熱と胸部不快感が出現したため近医を受診し,扁桃炎として治療を受けたが,症状は改善しなかった.初診日昼食摂取後に強度の心窩部痛が出現し,当院救急外来へ搬送された.食道穿孔による急性縦隔炎の診断のもとに緊急手術が施行された.穿孔部が不明なため縫合閉鎖は行われず,頸部および腹部の2方向からの縦隔ドレナージが施行された.術後9日目に頸部食道の穿孔部が明らかになり,また両側の胸膜外膿瘍腔の形成が認められたため, T-tubeを用いた食道外瘻造設術と胸膜外膿瘍腔ドレナージ術が施行された.その後MRSA縦隔炎を併発し治療に難渋するも,さらなる2度の追加手術を行い救命ができた.魚骨による食道穿孔治療は開始時期,選択された治療法により不幸な転帰を辿ることの多い疾患とされている.文献的考察を含めて報告する.

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症例は60歳の男性. 7日前にヒラメの煮付けを食べた際咽頭から喉頭にかけての不快感が自覚された.その2日後より発熱と胸部不快感が出現したため近医を受診し,扁桃炎として治療を受けたが,症状は改善しなかった.初診日昼食摂取後に強度の心窩部痛が出現し,当院救急外来へ搬送された.食道穿孔による急性縦隔炎の診断のもとに緊急手術が施行された.穿孔部が不明なため縫合閉鎖は行われず,頸部および腹部の2方向からの縦隔ドレナージが施行された.術後9日目に頸部食道の穿孔部が明らかになり,また両側の胸膜外膿瘍腔の形成が認められたため, T-tubeを用いた食道外瘻造設術と胸膜外膿瘍腔ドレナージ術が施行された.その後MRSA縦隔炎を併発し治療に難渋するも,さらなる2度の追加手術を行い救命ができた.魚骨による食道穿孔治療は開始時期,選択された治療法により不幸な転帰を辿ることの多い疾患とされている.文献的考察を含めて報告する.

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症例は60歳の男性. 7日前にヒラメの煮付けを食べた際咽頭から喉頭にかけての不快感が自覚された.その2日後より発熱と胸部不快感が出現したため近医を受診し,扁桃炎として治療を受けたが,症状は改善しなかった.初診日昼食摂取後に強度の心窩部痛が出現し,当院救急外来へ搬送された.食道穿孔による急性縦隔炎の診断のもとに緊急手術が施行された.穿孔部が不明なため縫合閉鎖は行われず,頸部および腹部の2方向からの縦隔ドレナージが施行された.術後9日目に頸部食道の穿孔部が明らかになり,また両側の胸膜外膿瘍腔の形成が認められたため, T-tubeを用いた食道外瘻造設術と胸膜外膿瘍腔ドレナージ術が施行された.その後MRSA縦隔炎を併発し治療に難渋するも,さらなる2度の追加手術を行い救命ができた.魚骨による食道穿孔治療は開始時期,選択された治療法により不幸な転帰を辿ることの多い疾患とされている.文献的考察を含めて報告する.

Key concepts: Mediastinitis, Fish bone, Medicine, Perforation, Surgery, Tube (container), Fish <Actinopterygii>, Fishery

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A Case of Swallowed Fish Bone-induced Esophageal Perforation Which Developed into Intractable Mediastinitis. — Research Paper | ScholarLens