2001•日本臨床細胞学会雑誌Open access

Cytology of salivary gland tumors, cytologic findings in connection with histopathology. Cytology of rare salivary gland tumors: Comparison to histological features.

Toshitaka Nagao, Yoshinori Koyama, Kiyotaka Onodera, Akira Asoh, Fumio HORIUCHI, Yasuo Ishida, Isamu Sugano

Open full text 0 citations

Abstract

背景:近年, 唾液腺腫瘍の術前診断において穿刺吸引細胞診は, その正診率の高さから広く受け入れられており, 重要性がますます高まってきている. しかし, まれな疾患に関しては依然として満足できる様な正診率は得られていないのが現状であろうと思われる. 現在, 唾液腺腫瘍の組織診ならびに細胞診は, WHO分類 (第2版) に基づいて行われているが, そこには多数の頻度的にかなり低い疾患が含まれている. 一搬的な唾液腺腫瘍の細胞診に関する解説書は多くみられるが, この様なまれな疾患についてはほとんど取り扱われていない.目的:本稿では, まれな唾液腺腫瘍の内, 組織学的あるいは細胞学的に特徴のある疾患 (良性では, 基底細胞腺腫, 筋上皮腫, オンコサイトーマ, 悪性では, 基底細胞腺癌, 悪性筋上皮腫, 上皮一筋上皮性癌, 唾液導管癌, 未分化癌) について, 自験例を提示しながらその疾患概念と臨床的特徴, 組織像, および細胞像の総説的な解説を行った.結論:実際の唾液腺腫瘍の細胞診を行うにあたっては, 個々の疾患の特徴となる臨床像と組織像を把握し, 細胞像からどこまで組織像を類推できるかが重要な診断の鍵になると思われる.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

背景:近年, 唾液腺腫瘍の術前診断において穿刺吸引細胞診は, その正診率の高さから広く受け入れられており, 重要性がますます高まってきている. しかし, まれな疾患に関しては依然として満足できる様な正診率は得られていないのが現状であろうと思われる. 現在, 唾液腺腫瘍の組織診ならびに細胞診は, WHO分類 (第2版) に基づいて行われているが, そこには多数の頻度的にかなり低い疾患が含まれている. 一搬的な唾液腺腫瘍の細胞診に関する解説書は多くみられるが, この様なまれな疾患についてはほとんど取り扱われていない.目的:本稿では, まれな唾液腺腫瘍の内, 組織学的あるいは細胞学的に特徴のある疾患 (良性では, 基底細胞腺腫, 筋上皮腫, オンコサイトーマ, 悪性では, 基底細胞腺癌, 悪性筋上皮腫, 上皮一筋上皮性癌, 唾液導管癌, 未分化癌) について, 自験例を提示しながらその疾患概念と臨床的特徴, 組織像, および細胞像の総説的な解説を行った.結論:実際の唾液腺腫瘍の細胞診を行うにあたっては, 個々の疾患の特徴となる臨床像と組織像を把握し, 細胞像からどこまで組織像を類推できるかが重要な診断の鍵になると思われる.

Why it matters

A significance statement is not available in the OpenAlex record.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

背景:近年, 唾液腺腫瘍の術前診断において穿刺吸引細胞診は, その正診率の高さから広く受け入れられており, 重要性がますます高まってきている. しかし, まれな疾患に関しては依然として満足できる様な正診率は得られていないのが現状であろうと思われる. 現在, 唾液腺腫瘍の組織診ならびに細胞診は, WHO分類 (第2版) に基づいて行われているが, そこには多数の頻度的にかなり低い疾患が含まれている. 一搬的な唾液腺腫瘍の細胞診に関する解説書は多くみられるが, この様なまれな疾患についてはほとんど取り扱われていない.目的:本稿では, まれな唾液腺腫瘍の内, 組織学的あるいは細胞学的に特徴のある疾患 (良性では, 基底細胞腺腫, 筋上皮腫, オンコサイトーマ, 悪性では, 基底細胞腺癌, 悪性筋上皮腫, 上皮一筋上皮性癌, 唾液導管癌, 未分化癌) について, 自験例を提示しながらその疾患概念と臨床的特徴, 組織像, および細胞像の総説的な解説を行った.結論:実際の唾液腺腫瘍の細胞診を行うにあたっては, 個々の疾患の特徴となる臨床像と組織像を把握し, 細胞像からどこまで組織像を類推できるかが重要な診断の鍵になると思われる.

Key concepts: Cytology, Salivary gland, Histopathology, Pathology, Medicine

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
Cytology of salivary gland tumors, cytologic findings in connection with histopathology. Cytology of rare salivary gland tumors: Comparison to histological features. — Research Paper | ScholarLens