2011HaiganOpen access

A Case of Drug-induced Interstitial Pneumonia Due to Pemetrexed

Yu Fujita, Satoshi Hirano, Yuichiro Takeda, Haruhito Sugiyama, Nobuyuki Kobayashi, Koichiro Kudo

Open full text 0 citations

Abstract

背景.Pemetrexedは悪性胸膜中皮腫および進行期非小細胞肺癌を適応疾患とした複数の葉酸代謝酵素を同時に阻害する抗癌剤である.近年,特に肺癌領域においてその重要性が増している.一般に薬剤副作用が少ないと言われているが,現在までにpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の報告がいくつかなされている.症例.症例は76歳女性.労作時呼吸困難を主訴に当院入院となり,胸部X線にて右大量胸水を認めた.精査にて肺腺癌(T3N0M1a)と診断された.1st lineとしてpemetrexed単剤治療を開始.3コース目第10病日より労作時呼吸困難および乾性咳嗽を認め,胸部CTで左肺優位にびまん性すりガラス陰影と小葉間隔壁の肥厚を認めた.気管支肺胞洗浄にてリンパ球分画上昇と経気管支肺生検にて胞隔炎の所見を認めた.またpemetrexedに対する薬剤リンパ球刺激試験が陽性であった.ステロイド加療にて自覚症状と画像所見の改善を認め,臨床経過からpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎と診断した.結論.非小細胞肺癌に用いたpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の1例を経験した.Pemetrexedは今後,特に非小細胞肺癌において使用頻度の増加が予想され,投与の際は稀ではあるが時に重症ともなり得る薬剤性間質性肺炎の合併に注意すべきと考えられた.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

背景.Pemetrexedは悪性胸膜中皮腫および進行期非小細胞肺癌を適応疾患とした複数の葉酸代謝酵素を同時に阻害する抗癌剤である.近年,特に肺癌領域においてその重要性が増している.一般に薬剤副作用が少ないと言われているが,現在までにpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の報告がいくつかなされている.症例.症例は76歳女性.労作時呼吸困難を主訴に当院入院となり,胸部X線にて右大量胸水を認めた.精査にて肺腺癌(T3N0M1a)と診断された.1st lineとしてpemetrexed単剤治療を開始.3コース目第10病日より労作時呼吸困難および乾性咳嗽を認め,胸部CTで左肺優位にびまん性すりガラス陰影と小葉間隔壁の肥厚を認めた.気管支肺胞洗浄にてリンパ球分画上昇と経気管支肺生検にて胞隔炎の所見を認めた.またpemetrexedに対する薬剤リンパ球刺激試験が陽性であった.ステロイド加療にて自覚症状と画像所見の改善を認め,臨床経過からpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎と診断した.結論.非小細胞肺癌に用いたpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の1例を経験した.Pemetrexedは今後,特に非小細胞肺癌において使用頻度の増加が予想され,投与の際は稀ではあるが時に重症ともなり得る薬剤性間質性肺炎の合併に注意すべきと考えられた.

Why it matters

A significance statement is not available in the OpenAlex record.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

背景.Pemetrexedは悪性胸膜中皮腫および進行期非小細胞肺癌を適応疾患とした複数の葉酸代謝酵素を同時に阻害する抗癌剤である.近年,特に肺癌領域においてその重要性が増している.一般に薬剤副作用が少ないと言われているが,現在までにpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の報告がいくつかなされている.症例.症例は76歳女性.労作時呼吸困難を主訴に当院入院となり,胸部X線にて右大量胸水を認めた.精査にて肺腺癌(T3N0M1a)と診断された.1st lineとしてpemetrexed単剤治療を開始.3コース目第10病日より労作時呼吸困難および乾性咳嗽を認め,胸部CTで左肺優位にびまん性すりガラス陰影と小葉間隔壁の肥厚を認めた.気管支肺胞洗浄にてリンパ球分画上昇と経気管支肺生検にて胞隔炎の所見を認めた.またpemetrexedに対する薬剤リンパ球刺激試験が陽性であった.ステロイド加療にて自覚症状と画像所見の改善を認め,臨床経過からpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎と診断した.結論.非小細胞肺癌に用いたpemetrexedによる薬剤性間質性肺炎の1例を経験した.Pemetrexedは今後,特に非小細胞肺癌において使用頻度の増加が予想され,投与の際は稀ではあるが時に重症ともなり得る薬剤性間質性肺炎の合併に注意すべきと考えられた.

Key concepts: Pemetrexed, Medicine, Oncology, Internal medicine, Chemotherapy, Cisplatin

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
A Case of Drug-induced Interstitial Pneumonia Due to Pemetrexed — Research Paper | ScholarLens