Theoretical Analysis of the Tillering Capacity for the Lower Density of Seedling Establishment in Direct Seeding Cultivation of Rice (Oryza sativa L.).
Ryouji Sasaki, Hiromichi Yamaguchi, Katsuya Matsuba
Abstract
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Ryouji Sasaki, Hiromichi Yamaguchi, Katsuya Matsuba
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大区画水田で水稲を散播直播栽培し, 苗立ちムラと生育・収量との関係を調査した. 苗立密度は, 56~336本m-2(平均値159本m-2, 推定苗立ち率50%)で, その変動係数は38%であった. 変動係数は生育とともに低下し, 出穂期以降16~17%となった. それは, 最高分げつ期頃の個体当たり茎数が, 苗立密度と有意な負の相関関係を示すことに起因する. 結果として, 本試験の苗立密度の範囲内では, 苗立密度の低下は収量を低下させなかった. つぎに, イネの最大分げつ力にもとづいて苗立密度の下限を理論的に解析するために, 苗立密度を播種量によって人為的に設定(24~448本m-2)した比較的均一な群落内のイネを対象に, 一次分げつの出現節位と分げつの最高次位とを調査した. 一次最終分げつの出現節位は, 苗立密度が低いほど高い傾向があり, 分げつの次位も高まった. したがって, 一次分げつの出現節数と分げつの最高次位とから算出される最大分げつ数の理論値(Tmax.)は, 苗立密度が低いほど多かった. 穂数500本m-2(有効茎歩合65%)を確保することを前提に, 最大分げつ数にもとづいて苗立密度の下限値を算出すると24~46本m-2となる. これは, 生育・収量から判断した既往の報告における苗立密度の下限値30~50本m-2とよく一致した.
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大区画水田で水稲を散播直播栽培し, 苗立ちムラと生育・収量との関係を調査した. 苗立密度は, 56~336本m-2(平均値159本m-2, 推定苗立ち率50%)で, その変動係数は38%であった. 変動係数は生育とともに低下し, 出穂期以降16~17%となった. それは, 最高分げつ期頃の個体当たり茎数が, 苗立密度と有意な負の相関関係を示すことに起因する. 結果として, 本試験の苗立密度の範囲内では, 苗立密度の低下は収量を低下させなかった. つぎに, イネの最大分げつ力にもとづいて苗立密度の下限を理論的に解析するために, 苗立密度を播種量によって人為的に設定(24~448本m-2)した比較的均一な群落内のイネを対象に, 一次分げつの出現節位と分げつの最高次位とを調査した. 一次最終分げつの出現節位は, 苗立密度が低いほど高い傾向があり, 分げつの次位も高まった. したがって, 一次分げつの出現節数と分げつの最高次位とから算出される最大分げつ数の理論値(Tmax.)は, 苗立密度が低いほど多かった. 穂数500本m-2(有効茎歩合65%)を確保することを前提に, 最大分げつ数にもとづいて苗立密度の下限値を算出すると24~46本m-2となる. これは, 生育・収量から判断した既往の報告における苗立密度の下限値30~50本m-2とよく一致した.
Key concepts: Oryza sativa, Seeding, Seedling, Agronomy, Biology, Gene, Biochemistry