1987Juntendō Igaku/Juntendo igakuOpen access

Prenatal Androgen Exposure, Preoptic Area and Reproductive Functions in the Female Rat

Satoshi Itō

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Abstract

内側視束前野に濃染する神経群 (視束前野の性的二型核: sexually dimorphic nucleus ofthe preoptic area SDN-POA) の体積は, 胎生期のテストステロンプロピオネート (testosterone propionate: TP) 投与に影響されることがわかっている. 妊娠ラットにTP4mgを妊娠15日から22日まで連続投与し, 一方, 妊娠17日もしくは, 妊娠21日にTP4mを1回投与した. 雌の出生仔を生後90日目に屠殺し, SDN-POAの体積を測定した. SDN-POAの増大に対するTPの影響は, 妊娠17日にTPを投与した群がもっとも顕著で, 妊娠21日にTPを投与した群では明らかな効果は見られなかった. これらの結果は胎生期のTP連続投与がSDN-POA増大のための必須条件ではなく, SDN-POAがアンドロゲンに対して, もっとも感受性の高い臨界期 (critical period) をもつことを示唆する. 妊娠15日から22日までTPを投与した群11例のうちの4例は無排卵であったが, TP投与群のほとんどは卵巣機能は正常であった. さらに, 胎生期にTPを投与された雌は, 性行動において雄性化や脱雌性化は示さなかった. これらの雌は正常の雌と同程度のロードーシス反応を示し, マウント行動は極く一部にのみ見られた. これらの結果は, SDN-POAの体積そのものが, ゴナドトロピンの周期的分泌の調節や性行動の発現とは直接の関連をもたない可能性を示す.

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内側視束前野に濃染する神経群 (視束前野の性的二型核: sexually dimorphic nucleus ofthe preoptic area SDN-POA) の体積は, 胎生期のテストステロンプロピオネート (testosterone propionate: TP) 投与に影響されることがわかっている. 妊娠ラットにTP4mgを妊娠15日から22日まで連続投与し, 一方, 妊娠17日もしくは, 妊娠21日にTP4mを1回投与した. 雌の出生仔を生後90日目に屠殺し, SDN-POAの体積を測定した. SDN-POAの増大に対するTPの影響は, 妊娠17日にTPを投与した群がもっとも顕著で, 妊娠21日にTPを投与した群では明らかな効果は見られなかった. これらの結果は胎生期のTP連続投与がSDN-POA増大のための必須条件ではなく, SDN-POAがアンドロゲンに対して, もっとも感受性の高い臨界期 (critical period) をもつことを示唆する. 妊娠15日から22日までTPを投与した群11例のうちの4例は無排卵であったが, TP投与群のほとんどは卵巣機能は正常であった. さらに, 胎生期にTPを投与された雌は, 性行動において雄性化や脱雌性化は示さなかった. これらの雌は正常の雌と同程度のロードーシス反応を示し, マウント行動は極く一部にのみ見られた. これらの結果は, SDN-POAの体積そのものが, ゴナドトロピンの周期的分泌の調節や性行動の発現とは直接の関連をもたない可能性を示す.

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内側視束前野に濃染する神経群 (視束前野の性的二型核: sexually dimorphic nucleus ofthe preoptic area SDN-POA) の体積は, 胎生期のテストステロンプロピオネート (testosterone propionate: TP) 投与に影響されることがわかっている. 妊娠ラットにTP4mgを妊娠15日から22日まで連続投与し, 一方, 妊娠17日もしくは, 妊娠21日にTP4mを1回投与した. 雌の出生仔を生後90日目に屠殺し, SDN-POAの体積を測定した. SDN-POAの増大に対するTPの影響は, 妊娠17日にTPを投与した群がもっとも顕著で, 妊娠21日にTPを投与した群では明らかな効果は見られなかった. これらの結果は胎生期のTP連続投与がSDN-POA増大のための必須条件ではなく, SDN-POAがアンドロゲンに対して, もっとも感受性の高い臨界期 (critical period) をもつことを示唆する. 妊娠15日から22日までTPを投与した群11例のうちの4例は無排卵であったが, TP投与群のほとんどは卵巣機能は正常であった. さらに, 胎生期にTPを投与された雌は, 性行動において雄性化や脱雌性化は示さなかった. これらの雌は正常の雌と同程度のロードーシス反応を示し, マウント行動は極く一部にのみ見られた. これらの結果は, SDN-POAの体積そのものが, ゴナドトロピンの周期的分泌の調節や性行動の発現とは直接の関連をもたない可能性を示す.

Key concepts: Testosterone propionate, Preoptic area, Testosterone (patch), Internal medicine, Endocrinology, Biology, Androgen, Hypothalamus

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Prenatal Androgen Exposure, Preoptic Area and Reproductive Functions in the Female Rat — Research Paper | ScholarLens