1996Japanese Journal of Crop ScienceOpen access

Morphological Studies on the Regularity of Shoot Development in Rice Plants. VI. The regular relationship between leaf primordia developments in the main shoot and primary tiller buds.

Katsuya Matsuba

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Abstract

主稈と各1次分げつ芽での葉原基の分化・発育の経過を栄養生長の全期間にわたって解剖観察した. 材料は, 直播で個体間競合が生じないように育て, 主稈各葉の抽出開始期(n.1葉期)とそれぞれの中間期に採取した. 葉原基分化の指標は, 茎頂の側面にできる「膨らみ」とした. コシヒカリの6.1葉期以降の各n.1葉期には, 抽出開始葉の内側に, 幼葉と葉原基-合わせて「内包葉」と呼ぶ-が4枚形成されていた. 内包葉は, 5.1葉期以前の各n.1葉期には3枚であった. これに比べ,極早生品種で内包葉数が1枚増加する時期は, 1,2葉齢早かった. コシヒカリの主稈の1.1葉期から10.1葉期の間に, 2~9分げつ芽での葉原基の分化は, 基本的に以下のように規則的に推移した. (1)半球状の分げつ原基が, 主稈の抽出開始葉の葉腋にできている. (2)この抽出開始葉が展開し終わるまでの1出葉期間に, 分げつ原基の茎頂では前出葉と第1葉の各原基が分化する. (3)この後の3回の各出葉期間に, 葉原基は順次それぞれ2個, 1個, そして2個分化する. ちなみに, この後者の2のうちの最新の葉原基は, 主稈がn.1葉基に達した時点の(n-3)葉節の分げつの茎頂に認められ, 膨らみ状の第6葉原基であった. この時その第2葉は抽出を開始していた. ただし, 2, 9分げつ芽では, それぞれの第6葉原基の分化が上記より少し遅れていた. これらの2~9分げつ芽は, 分げつに生長するが, 上記の規則性からはずれた高位1次分げつ芽は途中で生長を停止した.

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主稈と各1次分げつ芽での葉原基の分化・発育の経過を栄養生長の全期間にわたって解剖観察した. 材料は, 直播で個体間競合が生じないように育て, 主稈各葉の抽出開始期(n.1葉期)とそれぞれの中間期に採取した. 葉原基分化の指標は, 茎頂の側面にできる「膨らみ」とした. コシヒカリの6.1葉期以降の各n.1葉期には, 抽出開始葉の内側に, 幼葉と葉原基-合わせて「内包葉」と呼ぶ-が4枚形成されていた. 内包葉は, 5.1葉期以前の各n.1葉期には3枚であった. これに比べ,極早生品種で内包葉数が1枚増加する時期は, 1,2葉齢早かった. コシヒカリの主稈の1.1葉期から10.1葉期の間に, 2~9分げつ芽での葉原基の分化は, 基本的に以下のように規則的に推移した. (1)半球状の分げつ原基が, 主稈の抽出開始葉の葉腋にできている. (2)この抽出開始葉が展開し終わるまでの1出葉期間に, 分げつ原基の茎頂では前出葉と第1葉の各原基が分化する. (3)この後の3回の各出葉期間に, 葉原基は順次それぞれ2個, 1個, そして2個分化する. ちなみに, この後者の2のうちの最新の葉原基は, 主稈がn.1葉基に達した時点の(n-3)葉節の分げつの茎頂に認められ, 膨らみ状の第6葉原基であった. この時その第2葉は抽出を開始していた. ただし, 2, 9分げつ芽では, それぞれの第6葉原基の分化が上記より少し遅れていた. これらの2~9分げつ芽は, 分げつに生長するが, 上記の規則性からはずれた高位1次分げつ芽は途中で生長を停止した.

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主稈と各1次分げつ芽での葉原基の分化・発育の経過を栄養生長の全期間にわたって解剖観察した. 材料は, 直播で個体間競合が生じないように育て, 主稈各葉の抽出開始期(n.1葉期)とそれぞれの中間期に採取した. 葉原基分化の指標は, 茎頂の側面にできる「膨らみ」とした. コシヒカリの6.1葉期以降の各n.1葉期には, 抽出開始葉の内側に, 幼葉と葉原基-合わせて「内包葉」と呼ぶ-が4枚形成されていた. 内包葉は, 5.1葉期以前の各n.1葉期には3枚であった. これに比べ,極早生品種で内包葉数が1枚増加する時期は, 1,2葉齢早かった. コシヒカリの主稈の1.1葉期から10.1葉期の間に, 2~9分げつ芽での葉原基の分化は, 基本的に以下のように規則的に推移した. (1)半球状の分げつ原基が, 主稈の抽出開始葉の葉腋にできている. (2)この抽出開始葉が展開し終わるまでの1出葉期間に, 分げつ原基の茎頂では前出葉と第1葉の各原基が分化する. (3)この後の3回の各出葉期間に, 葉原基は順次それぞれ2個, 1個, そして2個分化する. ちなみに, この後者の2のうちの最新の葉原基は, 主稈がn.1葉基に達した時点の(n-3)葉節の分げつの茎頂に認められ, 膨らみ状の第6葉原基であった. この時その第2葉は抽出を開始していた. ただし, 2, 9分げつ芽では, それぞれの第6葉原基の分化が上記より少し遅れていた. これらの2~9分げつ芽は, 分げつに生長するが, 上記の規則性からはずれた高位1次分げつ芽は途中で生長を停止した.

Key concepts: Primordium, Shoot, Tiller (botany), Rice plant, Biology, Botany, Horticulture, Agronomy

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