Effects of Several Factors upon the Underground Concealment Behaviour of Final Instar Larvae of the Black Cutworm, Agrotis ipsilon
Shinji Yokoi, Hideakira TSUJI
Abstract
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タマナヤガ終令幼虫(ネキリムシ)の潜土位置は,土壤の含水量が増すほど深い位置にまで潜土する傾向がみられた。また,土壤密度が高くなるとほとんど潜土できなくなった。土壤の種類ではバーミキュライト>砂壤土>砂の順に深く潜土した。土壤温度が15°C∼25°Cの間では潜土位置に大差がなかったが,5°Cでは浅くなる傾向があった。しかし,最も深い場合でもおおむね数cm以内にあり,特に頭部を上方に向ける性質により,頭部は3cm以内にあるケースが大部分で,殺虫剤の土壤施用が必ずしも土中深く行なわれなくてもよい事を示した。多数頭を同時に放飼した場合では幼虫の排他的な性質があらわれ,3頭放飼区では実験容器外に逃亡する個体が多くみられた。また,潜土位置も若干深い所まで達した。薬剤を処理すると死亡する個体はほとんど地表面にあらわれて死亡し,土壤中で死亡する個体は少なかった。Isoxathion施用の場合の地表出現率の大きいのは,殺虫効果の大きいことと関係している。蛹化時の潜土行動は生育期とは明らかに異なり,すべて5cmよりも深い位置で蛹化した。しかし,この場合でも土壤が乾燥していると潜土できない個体があらわれ,地表部で蛹化するものもみられた。潜土の時間経過にはかなりの日周性が認められるが個体差が大きいようである。
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タマナヤガ終令幼虫(ネキリムシ)の潜土位置は,土壤の含水量が増すほど深い位置にまで潜土する傾向がみられた。また,土壤密度が高くなるとほとんど潜土できなくなった。土壤の種類ではバーミキュライト>砂壤土>砂の順に深く潜土した。土壤温度が15°C∼25°Cの間では潜土位置に大差がなかったが,5°Cでは浅くなる傾向があった。しかし,最も深い場合でもおおむね数cm以内にあり,特に頭部を上方に向ける性質により,頭部は3cm以内にあるケースが大部分で,殺虫剤の土壤施用が必ずしも土中深く行なわれなくてもよい事を示した。多数頭を同時に放飼した場合では幼虫の排他的な性質があらわれ,3頭放飼区では実験容器外に逃亡する個体が多くみられた。また,潜土位置も若干深い所まで達した。薬剤を処理すると死亡する個体はほとんど地表面にあらわれて死亡し,土壤中で死亡する個体は少なかった。Isoxathion施用の場合の地表出現率の大きいのは,殺虫効果の大きいことと関係している。蛹化時の潜土行動は生育期とは明らかに異なり,すべて5cmよりも深い位置で蛹化した。しかし,この場合でも土壤が乾燥していると潜土できない個体があらわれ,地表部で蛹化するものもみられた。潜土の時間経過にはかなりの日周性が認められるが個体差が大きいようである。
Key concepts: Cutworm, Agrotis ipsilon, Biology, Instar, Larva, Noctuidae, Botany