Percutaneous Laser Disc Decompression for the Cervical Disk Herniation
Yoshinori Ichimura
Abstract
Open-access reader
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頚部椎間板ヘルニアに対する経皮的レーザー椎間板滅圧術 (PLDD) の安全性と臨床応用における有用性について検討した。レーザーファイバーを含む内筒針, ガイド針, 外筒針より構成される独自の経皮針を作成し, 使用レーザーとしてNd: YAGレーザー (波長1064nm, 速続発振) を選択した。基礎実験として, まずヒト頚椎と大きさがほぼ等しい摘出ヤギ腰部椎間板を用いてレーザー照射による椎間板周囲の温度変化を調べた。照射条件を変化させて温度を測定し, その結果から椎間板周囲に危険な温度上昇を生じさせることなくレーザー照射が可能な照射条件を決定した。次に, 生体ヤギを用いてレーザー照射後の椎間板の経時的変化を調べた。組織学的観察の結果, レーザー照射後2週の椎間板では髄核内に空洞部と熱変性組織が認められ, 照射後6週では線維組織が増殖して髄核の空洞部を満たしていた。これらの組織変化は従来の手術的な髄核摘出や化学的髄核融解術後と基本的に同様の変化と考えられた。以上の基礎実験にて, レーザーの生体への安全性を確認したうえで, 10例の頚部椎間板ヘルニアに対してPLDDを施行し, 短期臨床成績を調べた。合併症を生じた症例はなく, 成績は優1例, 良5例, 可3例, 不可1例であり, 10例中6例に有効であった。以上の結果より, 椎間板へのレーザー照射の安全性と有効性が確認され, PLDDは有効な治療法となり得ることが示唆された。
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頚部椎間板ヘルニアに対する経皮的レーザー椎間板滅圧術 (PLDD) の安全性と臨床応用における有用性について検討した。レーザーファイバーを含む内筒針, ガイド針, 外筒針より構成される独自の経皮針を作成し, 使用レーザーとしてNd: YAGレーザー (波長1064nm, 速続発振) を選択した。基礎実験として, まずヒト頚椎と大きさがほぼ等しい摘出ヤギ腰部椎間板を用いてレーザー照射による椎間板周囲の温度変化を調べた。照射条件を変化させて温度を測定し, その結果から椎間板周囲に危険な温度上昇を生じさせることなくレーザー照射が可能な照射条件を決定した。次に, 生体ヤギを用いてレーザー照射後の椎間板の経時的変化を調べた。組織学的観察の結果, レーザー照射後2週の椎間板では髄核内に空洞部と熱変性組織が認められ, 照射後6週では線維組織が増殖して髄核の空洞部を満たしていた。これらの組織変化は従来の手術的な髄核摘出や化学的髄核融解術後と基本的に同様の変化と考えられた。以上の基礎実験にて, レーザーの生体への安全性を確認したうえで, 10例の頚部椎間板ヘルニアに対してPLDDを施行し, 短期臨床成績を調べた。合併症を生じた症例はなく, 成績は優1例, 良5例, 可3例, 不可1例であり, 10例中6例に有効であった。以上の結果より, 椎間板へのレーザー照射の安全性と有効性が確認され, PLDDは有効な治療法となり得ることが示唆された。
Key concepts: Decompression, Percutaneous, Medicine, Laser, Laser therapy, Surgery, Optics, Physics