1999Japanese Journal of ElectrocardiologyOpen access

Prevalence of cerebral infarction in patients with atrial fibrillation.

Kaoru Sugi, Mahito Noro, Mitsuhiro Toma, Takanori Ikeda, Takao Sakata, Mitsuo Takami, Yoshihisa Enjoji, Tetsu Yamaguchi

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Abstract

発作性心房細動 (P群) と慢性心房細動 (C群) について脳梗塞の発症頻度を比較し, 脳梗塞を生じた例の特徴を検討した.対象はC群180例 (男性119例, 女性61例) とP群121例 (男性69例, 女性52例) の合計301例 (34~97歳, 平均年齢72歳) で, 全例の病歴からP群とC群の臨床像を比較検討した.年齢に関してはP群で70±12歳, C群で73±11歳とC群が有意に高齢であり (p=0.029) , 左房径はP群で37±7mm, C群で45±10mmとC群で大きく (p=0.004) , 左室駆出率はP群で67±11%, C群で61±14%とC群で有意に低下していた (p=0.016) .心不全の発症頻度はP群21%, C群51% (p<0.001) , 死亡率はP群6%, C群13% (p=0.045) で, ともにC群で高率であった.しかし, 脳梗塞の発症頻度についてはP群17% (5.2%/年) , C群26% (8.0%/年) とC群に高率であったが有意差はなかった (p=0.136) .脳梗塞を生じたのはP群で60歳以上が81%, C群でも60歳以上が94%であり, 60歳以上であればP群もC群と同様に抗凝固療法を行うことが勧められる.また, P群においては基礎疾患のない例で脳梗塞を発症したのはわずか7%であり (p<0.01) , P群では基礎疾患のある例に抗凝固療法を考慮すべきである.

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発作性心房細動 (P群) と慢性心房細動 (C群) について脳梗塞の発症頻度を比較し, 脳梗塞を生じた例の特徴を検討した.対象はC群180例 (男性119例, 女性61例) とP群121例 (男性69例, 女性52例) の合計301例 (34~97歳, 平均年齢72歳) で, 全例の病歴からP群とC群の臨床像を比較検討した.年齢に関してはP群で70±12歳, C群で73±11歳とC群が有意に高齢であり (p=0.029) , 左房径はP群で37±7mm, C群で45±10mmとC群で大きく (p=0.004) , 左室駆出率はP群で67±11%, C群で61±14%とC群で有意に低下していた (p=0.016) .心不全の発症頻度はP群21%, C群51% (p<0.001) , 死亡率はP群6%, C群13% (p=0.045) で, ともにC群で高率であった.しかし, 脳梗塞の発症頻度についてはP群17% (5.2%/年) , C群26% (8.0%/年) とC群に高率であったが有意差はなかった (p=0.136) .脳梗塞を生じたのはP群で60歳以上が81%, C群でも60歳以上が94%であり, 60歳以上であればP群もC群と同様に抗凝固療法を行うことが勧められる.また, P群においては基礎疾患のない例で脳梗塞を発症したのはわずか7%であり (p<0.01) , P群では基礎疾患のある例に抗凝固療法を考慮すべきである.

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発作性心房細動 (P群) と慢性心房細動 (C群) について脳梗塞の発症頻度を比較し, 脳梗塞を生じた例の特徴を検討した.対象はC群180例 (男性119例, 女性61例) とP群121例 (男性69例, 女性52例) の合計301例 (34~97歳, 平均年齢72歳) で, 全例の病歴からP群とC群の臨床像を比較検討した.年齢に関してはP群で70±12歳, C群で73±11歳とC群が有意に高齢であり (p=0.029) , 左房径はP群で37±7mm, C群で45±10mmとC群で大きく (p=0.004) , 左室駆出率はP群で67±11%, C群で61±14%とC群で有意に低下していた (p=0.016) .心不全の発症頻度はP群21%, C群51% (p<0.001) , 死亡率はP群6%, C群13% (p=0.045) で, ともにC群で高率であった.しかし, 脳梗塞の発症頻度についてはP群17% (5.2%/年) , C群26% (8.0%/年) とC群に高率であったが有意差はなかった (p=0.136) .脳梗塞を生じたのはP群で60歳以上が81%, C群でも60歳以上が94%であり, 60歳以上であればP群もC群と同様に抗凝固療法を行うことが勧められる.また, P群においては基礎疾患のない例で脳梗塞を発症したのはわずか7%であり (p<0.01) , P群では基礎疾患のある例に抗凝固療法を考慮すべきである.

Key concepts: Atrial fibrillation, Internal medicine, Medicine, Cerebral infarction, Cardiology, Gastroenterology, Ischemia

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Prevalence of cerebral infarction in patients with atrial fibrillation. — Research Paper | ScholarLens