1995Nippon Ishinkin Gakkai ZasshiOpen access

Adherence of Candida albicans to Cultured Keratinocytes.

Ryoji Tsuboi, Yuping Ran, Hideoki Ogawa, Kusmarinah Bramono

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Abstract

真菌の感染が宿主で成立するには,その初期段階で上皮組織などへの接着が重要である.本実験ではCandida albicans serotype Aを用いて,培養表皮細胞(ケラチノサイト)への接着の形態学的特徴とケラチノサイトの増殖に及ぼす影響を検討した.ヒト包皮由来のケラチノサイトは低カルシウム濃度の無血清培地で単層培養した.C.albicansは細胞壁上の特異抗原6を欠損する変異株とその親株を使用した.C.albicansのケラチノサイトに対する接着過程は走査電子顕微鏡を用いて観察した.その結果,菌添加後,培養0.5,1,4,8時間のいずれでも変異株のケラチノサイトへの接着数が親株に比較して明らかに低下しており,抗原6の重要性が確認された.また,培養4時間以降では菌とケラチノサイトの間にfibril様の構造が認められ,この構造が,菌が細胞上に固着する上で重要な役割を果たしていることが示唆された.引き続きC.albicansをケラチノサイトと培養したところ,ケラチノサイトの大半は死に至った.しかしC.albicansの培養濾液をそれぞれ10%,50%含有する培養液でケラチノサイトを培養すると,細胞の増殖は促進した.以上の結果から,接着とその後に起こる現象には,菌側と生体側の諸因子が相互に作用していることが示唆された.

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真菌の感染が宿主で成立するには,その初期段階で上皮組織などへの接着が重要である.本実験ではCandida albicans serotype Aを用いて,培養表皮細胞(ケラチノサイト)への接着の形態学的特徴とケラチノサイトの増殖に及ぼす影響を検討した.ヒト包皮由来のケラチノサイトは低カルシウム濃度の無血清培地で単層培養した.C.albicansは細胞壁上の特異抗原6を欠損する変異株とその親株を使用した.C.albicansのケラチノサイトに対する接着過程は走査電子顕微鏡を用いて観察した.その結果,菌添加後,培養0.5,1,4,8時間のいずれでも変異株のケラチノサイトへの接着数が親株に比較して明らかに低下しており,抗原6の重要性が確認された.また,培養4時間以降では菌とケラチノサイトの間にfibril様の構造が認められ,この構造が,菌が細胞上に固着する上で重要な役割を果たしていることが示唆された.引き続きC.albicansをケラチノサイトと培養したところ,ケラチノサイトの大半は死に至った.しかしC.albicansの培養濾液をそれぞれ10%,50%含有する培養液でケラチノサイトを培養すると,細胞の増殖は促進した.以上の結果から,接着とその後に起こる現象には,菌側と生体側の諸因子が相互に作用していることが示唆された.

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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真菌の感染が宿主で成立するには,その初期段階で上皮組織などへの接着が重要である.本実験ではCandida albicans serotype Aを用いて,培養表皮細胞(ケラチノサイト)への接着の形態学的特徴とケラチノサイトの増殖に及ぼす影響を検討した.ヒト包皮由来のケラチノサイトは低カルシウム濃度の無血清培地で単層培養した.C.albicansは細胞壁上の特異抗原6を欠損する変異株とその親株を使用した.C.albicansのケラチノサイトに対する接着過程は走査電子顕微鏡を用いて観察した.その結果,菌添加後,培養0.5,1,4,8時間のいずれでも変異株のケラチノサイトへの接着数が親株に比較して明らかに低下しており,抗原6の重要性が確認された.また,培養4時間以降では菌とケラチノサイトの間にfibril様の構造が認められ,この構造が,菌が細胞上に固着する上で重要な役割を果たしていることが示唆された.引き続きC.albicansをケラチノサイトと培養したところ,ケラチノサイトの大半は死に至った.しかしC.albicansの培養濾液をそれぞれ10%,50%含有する培養液でケラチノサイトを培養すると,細胞の増殖は促進した.以上の結果から,接着とその後に起こる現象には,菌側と生体側の諸因子が相互に作用していることが示唆された.

Key concepts: Candida albicans, Microbiology, Chemistry, Medicine, Biology

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Adherence of Candida albicans to Cultured Keratinocytes. — Research Paper | ScholarLens