1999日本歯周病学会会誌Open access

Adhesion of Porphyromonas gingivalis to Hybrid Restorative Materials.

Kazuyuki Watanabe, Takashi Azuma, Hideaki Nishida, Eiyoshi Hoshihara, Hideharu Ohtsuka, Junichi Tatsumi, Kitetsu Shin, Takahiro SHIMOJIMA, Hirotaka Kikuchi, Shigemasa Hanazawa, T Yamaga, Hiroshi Nakajima, Takashi Miyata

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Abstract

近年, 優れた物性と色調再現性をその主たる特徴とするハイブリッド修復材料が開発され臨床応用されてきているが, 歯周病原性細菌の易付着性という見地からの評価は十分なされていない。そこで, 3種類のハイブリッド修復材料 (エステニア®アートグラス®コンクエスト™), および従来から修復材として用いられている常温重合レジン (即時重合レジン), 20K金合金について, それぞれの表面粗さおよびPorphyromonas gdngivalis (P. gingivalis) 付着量, さらにヒト・モノサイト細胞株THP-1 (THP-1) を用いた細胞傷害性の有無について検討を行った。その結果, 3種類のハイブリッド修復材の表面粗さは20K金合金に次いで滑沢であり, 常温重合レジンが最も粗かった。細菌付着量は, 20K金合金, ハイブリッド歯冠修復材料の順表に増大し, 表面粗さとP. gingivalisの付着量とは相関することが示唆された。また, 細胞傷害性は, どの材料にも認められなかった。これらのことからハイブリッド修復材料は歯周病学的にも臨床での応用が期待される材料であることが示唆された。

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近年, 優れた物性と色調再現性をその主たる特徴とするハイブリッド修復材料が開発され臨床応用されてきているが, 歯周病原性細菌の易付着性という見地からの評価は十分なされていない。そこで, 3種類のハイブリッド修復材料 (エステニア®アートグラス®コンクエスト™), および従来から修復材として用いられている常温重合レジン (即時重合レジン), 20K金合金について, それぞれの表面粗さおよびPorphyromonas gdngivalis (P. gingivalis) 付着量, さらにヒト・モノサイト細胞株THP-1 (THP-1) を用いた細胞傷害性の有無について検討を行った。その結果, 3種類のハイブリッド修復材の表面粗さは20K金合金に次いで滑沢であり, 常温重合レジンが最も粗かった。細菌付着量は, 20K金合金, ハイブリッド歯冠修復材料の順表に増大し, 表面粗さとP. gingivalisの付着量とは相関することが示唆された。また, 細胞傷害性は, どの材料にも認められなかった。これらのことからハイブリッド修復材料は歯周病学的にも臨床での応用が期待される材料であることが示唆された。

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Limitations

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Applications

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近年, 優れた物性と色調再現性をその主たる特徴とするハイブリッド修復材料が開発され臨床応用されてきているが, 歯周病原性細菌の易付着性という見地からの評価は十分なされていない。そこで, 3種類のハイブリッド修復材料 (エステニア®アートグラス®コンクエスト™), および従来から修復材として用いられている常温重合レジン (即時重合レジン), 20K金合金について, それぞれの表面粗さおよびPorphyromonas gdngivalis (P. gingivalis) 付着量, さらにヒト・モノサイト細胞株THP-1 (THP-1) を用いた細胞傷害性の有無について検討を行った。その結果, 3種類のハイブリッド修復材の表面粗さは20K金合金に次いで滑沢であり, 常温重合レジンが最も粗かった。細菌付着量は, 20K金合金, ハイブリッド歯冠修復材料の順表に増大し, 表面粗さとP. gingivalisの付着量とは相関することが示唆された。また, 細胞傷害性は, どの材料にも認められなかった。これらのことからハイブリッド修復材料は歯周病学的にも臨床での応用が期待される材料であることが示唆された。

Key concepts: Porphyromonas gingivalis, Adhesion, Microbiology, Chemistry, Dentistry, Medicine, Biology, Periodontitis

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Adhesion of Porphyromonas gingivalis to Hybrid Restorative Materials. — Research Paper | ScholarLens