1998日本歯周病学会会誌Open access

Differnces in Alveolar Bone Loss and Clinical Parameters between Pre-and Post-Menopausal Periodontal Disease Patients.

Jun-ichi Otogoto, Hidetoshi Watanabe, T. Mizoguchi, Michiaki Ono, Toshi Nomura, Seiji Yamazaki, Hiroyuki Kamijyo, Shigeki Ito, Norio Ota

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Abstract

女性の生理的に起こりうる全身的変化として閉経がある。この生理的なホルモン分泌の減少期が歯周疾患の進行に与える影響を調査する目的で, 閉経前と閉経後の女性歯周疾患罹患患者を被験者として, 臨床パラメーターと歯槽骨吸収量とを比較した。被験者総数は233名 (閉経前群125名, 閉経後群108名) であり, 全身疾患および歯周治療の既往がなく, 咬合性外傷, 若年性歯周炎と診断されたものは除外した。女性歯周病患者各群は閉経前群と閉経後群に, 閉経後群は閉経1~5年群, 閉経6~10年群および閉経11年以上群に分類した。さらに男性歯周病患者106名を対象群とした。被験者は10年ごとの年齢層, 閉経後年数, 歯周疾患進行度により分類した。臨床パラメーターとして現在歯数, プラークコントロールレコード, プロービングによるポケット深さ, Gingival Index, 動揺度, Gingival Bleeding Indexを測定し, さらに歯槽骨吸収量をデンタルX線写真を用いて測定した。歯槽骨吸収量および臨床パラメーターは女性患者の閉経前後群および男性患者群とを比較した。その結果, 閉経前群と比較して閉経後群が歯槽骨吸収量は大きく, 前歯部に閉経後歯槽骨吸収量が大きかった。閉経後群の女性を同年齢層の男性患者群と比較すると, 閉経後問もない50歳代で歯槽骨吸収量が有意に大きくなったことから, 女性の歯周疾患患者における歯槽骨吸収量の増加には閉経というホルモン分泌の激減する全身的変化の影響が考えられた。

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女性の生理的に起こりうる全身的変化として閉経がある。この生理的なホルモン分泌の減少期が歯周疾患の進行に与える影響を調査する目的で, 閉経前と閉経後の女性歯周疾患罹患患者を被験者として, 臨床パラメーターと歯槽骨吸収量とを比較した。被験者総数は233名 (閉経前群125名, 閉経後群108名) であり, 全身疾患および歯周治療の既往がなく, 咬合性外傷, 若年性歯周炎と診断されたものは除外した。女性歯周病患者各群は閉経前群と閉経後群に, 閉経後群は閉経1~5年群, 閉経6~10年群および閉経11年以上群に分類した。さらに男性歯周病患者106名を対象群とした。被験者は10年ごとの年齢層, 閉経後年数, 歯周疾患進行度により分類した。臨床パラメーターとして現在歯数, プラークコントロールレコード, プロービングによるポケット深さ, Gingival Index, 動揺度, Gingival Bleeding Indexを測定し, さらに歯槽骨吸収量をデンタルX線写真を用いて測定した。歯槽骨吸収量および臨床パラメーターは女性患者の閉経前後群および男性患者群とを比較した。その結果, 閉経前群と比較して閉経後群が歯槽骨吸収量は大きく, 前歯部に閉経後歯槽骨吸収量が大きかった。閉経後群の女性を同年齢層の男性患者群と比較すると, 閉経後問もない50歳代で歯槽骨吸収量が有意に大きくなったことから, 女性の歯周疾患患者における歯槽骨吸収量の増加には閉経というホルモン分泌の激減する全身的変化の影響が考えられた。

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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Available abstract

女性の生理的に起こりうる全身的変化として閉経がある。この生理的なホルモン分泌の減少期が歯周疾患の進行に与える影響を調査する目的で, 閉経前と閉経後の女性歯周疾患罹患患者を被験者として, 臨床パラメーターと歯槽骨吸収量とを比較した。被験者総数は233名 (閉経前群125名, 閉経後群108名) であり, 全身疾患および歯周治療の既往がなく, 咬合性外傷, 若年性歯周炎と診断されたものは除外した。女性歯周病患者各群は閉経前群と閉経後群に, 閉経後群は閉経1~5年群, 閉経6~10年群および閉経11年以上群に分類した。さらに男性歯周病患者106名を対象群とした。被験者は10年ごとの年齢層, 閉経後年数, 歯周疾患進行度により分類した。臨床パラメーターとして現在歯数, プラークコントロールレコード, プロービングによるポケット深さ, Gingival Index, 動揺度, Gingival Bleeding Indexを測定し, さらに歯槽骨吸収量をデンタルX線写真を用いて測定した。歯槽骨吸収量および臨床パラメーターは女性患者の閉経前後群および男性患者群とを比較した。その結果, 閉経前群と比較して閉経後群が歯槽骨吸収量は大きく, 前歯部に閉経後歯槽骨吸収量が大きかった。閉経後群の女性を同年齢層の男性患者群と比較すると, 閉経後問もない50歳代で歯槽骨吸収量が有意に大きくなったことから, 女性の歯周疾患患者における歯槽骨吸収量の増加には閉経というホルモン分泌の激減する全身的変化の影響が考えられた。

Key concepts: Dental alveolus, Periodontal disease, Medicine, Dentistry, Orthodontics

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Differnces in Alveolar Bone Loss and Clinical Parameters between Pre-and Post-Menopausal Periodontal Disease Patients. — Research Paper | ScholarLens