Pressure Effect on the Absorption Spectrum of the Aqueous Solution of Amylose-iodine Complex
Jirō Ōsugi, Yoichi Kitamura
Abstract
Jirō Ōsugi, Yoichi Kitamura
Abstract
本実験では,プミロース-ヨウ素錯体の水溶液の可視吸収スペクトルを4000 kg/cm2までの圧力をかけた状態で測定した。その結果,圧力の増大とともに620mμ の吸収強度が減少すること,さらにこの減少には履歴効果があることがわかった。粘度測定や,アミロースだけの溶液に圧力をかけた場合の結果と比較することによって,この滅少はアミロース分子のヘリックス構造からランダムコイル構造への転移によるものでないことがわかった。錯体を形成していないI2とI3-との平衡は,圧力下でI3-の方に移動することが知られており,この移動にともなって,錯体をつくっているヨウ素が錯体から遊離して,そのために吸収強度が減少するものと定性的に考えることができる。
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本実験では,プミロース-ヨウ素錯体の水溶液の可視吸収スペクトルを4000 kg/cm2までの圧力をかけた状態で測定した。その結果,圧力の増大とともに620mμ の吸収強度が減少すること,さらにこの減少には履歴効果があることがわかった。粘度測定や,アミロースだけの溶液に圧力をかけた場合の結果と比較することによって,この滅少はアミロース分子のヘリックス構造からランダムコイル構造への転移によるものでないことがわかった。錯体を形成していないI2とI3-との平衡は,圧力下でI3-の方に移動することが知られており,この移動にともなって,錯体をつくっているヨウ素が錯体から遊離して,そのために吸収強度が減少するものと定性的に考えることができる。
Key concepts: Iodine, Aqueous solution, Amylose, Absorption (acoustics), Chemistry, Spectrum (functional analysis), Materials science, Physical chemistry