2004Nihon Hotetsu Shika Gakkai ZasshiOpen access

A Study on Adhesion of Candida albicans to Silicone Soft Lining Materials

Takako Ishimoto

Open full text 3 citations

Abstract

目的: 本研究の目的はシリコーン系軟質裏装材に対するCandida albicans (以下Candida) の付着状態を明らかにすることである.方法: 材料として3種類のシリコーン系軟質裏装材を使用し, 傷をつけた試験片と無傷の試験片の2グループについて行った.試験片への唾液の沈着は, ろ過滅菌唾液中に試験片を浸漬し, 経時的に試験片を取り出しトルイジンブルー染色を行い, 光顕的に観察した.試験片への被験菌の付着は, 3種類のCandidaを培養した培養液に試験片を浸漬させ, 経時的に試験片を取り出し, 一定の水流で洗浄後, 試験片に付着した菌の分布, 形態などについて光顕的に観察を行った.結果: 唾液の沈着実験は1日後にすべての試験片に唾液の沈着が認められた.Candidaの付着実験 では, 1日後に酵母型のCandidaが観察された.菌の付着量は経時的に増加し, 唾液が沈着している部位が顕著であった.表面に傷をつけた場合, 浸漬1日後にすでに大量の菌が付着していた.結論: シリコーン系軟質裏装材表面への菌の付着は, 唾液の有無に関係なくCandidaは付着可能であるが, 唾液の沈着のある場合がより付着しやすいことが認められた.試験片への菌の付着では, 初期段階で酵母型が重要な働きをし, さらに表面性状が重要であり, 傷のある部位に付着しやすいことが認められた.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

目的: 本研究の目的はシリコーン系軟質裏装材に対するCandida albicans (以下Candida) の付着状態を明らかにすることである.方法: 材料として3種類のシリコーン系軟質裏装材を使用し, 傷をつけた試験片と無傷の試験片の2グループについて行った.試験片への唾液の沈着は, ろ過滅菌唾液中に試験片を浸漬し, 経時的に試験片を取り出しトルイジンブルー染色を行い, 光顕的に観察した.試験片への被験菌の付着は, 3種類のCandidaを培養した培養液に試験片を浸漬させ, 経時的に試験片を取り出し, 一定の水流で洗浄後, 試験片に付着した菌の分布, 形態などについて光顕的に観察を行った.結果: 唾液の沈着実験は1日後にすべての試験片に唾液の沈着が認められた.Candidaの付着実験 では, 1日後に酵母型のCandidaが観察された.菌の付着量は経時的に増加し, 唾液が沈着している部位が顕著であった.表面に傷をつけた場合, 浸漬1日後にすでに大量の菌が付着していた.結論: シリコーン系軟質裏装材表面への菌の付着は, 唾液の有無に関係なくCandidaは付着可能であるが, 唾液の沈着のある場合がより付着しやすいことが認められた.試験片への菌の付着では, 初期段階で酵母型が重要な働きをし, さらに表面性状が重要であり, 傷のある部位に付着しやすいことが認められた.

Why it matters

OpenAlex reports 3 citations for this work. Citation counts describe recorded attention and do not establish research quality.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

目的: 本研究の目的はシリコーン系軟質裏装材に対するCandida albicans (以下Candida) の付着状態を明らかにすることである.方法: 材料として3種類のシリコーン系軟質裏装材を使用し, 傷をつけた試験片と無傷の試験片の2グループについて行った.試験片への唾液の沈着は, ろ過滅菌唾液中に試験片を浸漬し, 経時的に試験片を取り出しトルイジンブルー染色を行い, 光顕的に観察した.試験片への被験菌の付着は, 3種類のCandidaを培養した培養液に試験片を浸漬させ, 経時的に試験片を取り出し, 一定の水流で洗浄後, 試験片に付着した菌の分布, 形態などについて光顕的に観察を行った.結果: 唾液の沈着実験は1日後にすべての試験片に唾液の沈着が認められた.Candidaの付着実験 では, 1日後に酵母型のCandidaが観察された.菌の付着量は経時的に増加し, 唾液が沈着している部位が顕著であった.表面に傷をつけた場合, 浸漬1日後にすでに大量の菌が付着していた.結論: シリコーン系軟質裏装材表面への菌の付着は, 唾液の有無に関係なくCandidaは付着可能であるが, 唾液の沈着のある場合がより付着しやすいことが認められた.試験片への菌の付着では, 初期段階で酵母型が重要な働きをし, さらに表面性状が重要であり, 傷のある部位に付着しやすいことが認められた.

Key concepts: Candida albicans, Silicone, Microbiology, Adhesion, Candida infections, Biology, Materials science, Composite material

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
A Study on Adhesion of Candida albicans to Silicone Soft Lining Materials — Research Paper | ScholarLens