1972BUNSEKI KAGAKUOpen access

Electrophoretic separation of indicator reagents by making focusing zones in a polyacrylamide medium with a pH gradient

Itsuhiko Mori, Noriko Motohashi, Yasuji SOUDA, Yoshiyuki Kiso

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Abstract

ディスク泳動型カラムでポリアクリルアミドゲルの支持体中にゲルの不連続界面を作らず試料が接触するゲル層と電極そう内のpHに差をつけ,指示薬試薬の泳動ゾーンを焦点化し,泳動支持体のゲル内のpHを相互分離に適したpH範囲になるように泳動初期条件のpHを推定し相互分離を試みた.すなわち,ピロカテコールバイオレット,キシレノールオレンジ,トリン,アリザリンコンプレキソンの移動度-pH理論曲線から相互分離はpH7~10範囲にあれば可能であると推定され,また,それぞれの試料のpKa値が9.7~10.5の範囲にあって,その移動度が約pH9.9付近で急変することから,ゲルのpH値を8.9,電極液pHを9.9とするような緩衝液を用いて焦点化と分離の目的を達した.電極液にpKa値9.6のグリシンを加えると焦点化と分離がよりよく行なわれたが,これはpH9.6以上でグリシンの解離が起こり,電極液の電気抵抗が降下し,泳動支持体ゲルの電位こう配が高まるため泳動速度が増し,よりよく焦点化,かつ分離されると考えられた.キシレノールオレンジの泳動では2物質を示す焦点ゾーンが認められたが,これはその移動度-pH理論曲線から一つのゾーンはキシレノールオレンジ,他方のゾーンは不純物として微量に含有されるセミキシレノールオレンジであることが判明した.またこれは焦点ゾーンが形成されたために確認できたものである.

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ディスク泳動型カラムでポリアクリルアミドゲルの支持体中にゲルの不連続界面を作らず試料が接触するゲル層と電極そう内のpHに差をつけ,指示薬試薬の泳動ゾーンを焦点化し,泳動支持体のゲル内のpHを相互分離に適したpH範囲になるように泳動初期条件のpHを推定し相互分離を試みた.すなわち,ピロカテコールバイオレット,キシレノールオレンジ,トリン,アリザリンコンプレキソンの移動度-pH理論曲線から相互分離はpH7~10範囲にあれば可能であると推定され,また,それぞれの試料のpKa値が9.7~10.5の範囲にあって,その移動度が約pH9.9付近で急変することから,ゲルのpH値を8.9,電極液pHを9.9とするような緩衝液を用いて焦点化と分離の目的を達した.電極液にpKa値9.6のグリシンを加えると焦点化と分離がよりよく行なわれたが,これはpH9.6以上でグリシンの解離が起こり,電極液の電気抵抗が降下し,泳動支持体ゲルの電位こう配が高まるため泳動速度が増し,よりよく焦点化,かつ分離されると考えられた.キシレノールオレンジの泳動では2物質を示す焦点ゾーンが認められたが,これはその移動度-pH理論曲線から一つのゾーンはキシレノールオレンジ,他方のゾーンは不純物として微量に含有されるセミキシレノールオレンジであることが判明した.またこれは焦点ゾーンが形成されたために確認できたものである.

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Method / approach

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Main findings

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Limitations

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Applications

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ディスク泳動型カラムでポリアクリルアミドゲルの支持体中にゲルの不連続界面を作らず試料が接触するゲル層と電極そう内のpHに差をつけ,指示薬試薬の泳動ゾーンを焦点化し,泳動支持体のゲル内のpHを相互分離に適したpH範囲になるように泳動初期条件のpHを推定し相互分離を試みた.すなわち,ピロカテコールバイオレット,キシレノールオレンジ,トリン,アリザリンコンプレキソンの移動度-pH理論曲線から相互分離はpH7~10範囲にあれば可能であると推定され,また,それぞれの試料のpKa値が9.7~10.5の範囲にあって,その移動度が約pH9.9付近で急変することから,ゲルのpH値を8.9,電極液pHを9.9とするような緩衝液を用いて焦点化と分離の目的を達した.電極液にpKa値9.6のグリシンを加えると焦点化と分離がよりよく行なわれたが,これはpH9.6以上でグリシンの解離が起こり,電極液の電気抵抗が降下し,泳動支持体ゲルの電位こう配が高まるため泳動速度が増し,よりよく焦点化,かつ分離されると考えられた.キシレノールオレンジの泳動では2物質を示す焦点ゾーンが認められたが,これはその移動度-pH理論曲線から一つのゾーンはキシレノールオレンジ,他方のゾーンは不純物として微量に含有されるセミキシレノールオレンジであることが判明した.またこれは焦点ゾーンが形成されたために確認できたものである.

Key concepts: Reagent, Chemistry, Polyacrylamide, Electrophoresis, Chromatography, Immobilized pH gradient, Biochemistry, Polymer chemistry

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