2010Japanese Journal of Crop ScienceOpen access

Bread Making Characteristics of the Whole Grain Flour made from Wheat Glu-1Dx5 Gene Transferred Rice

Yoshiharu Wada, Ayako Ujiie, Nono Carsono, Tomohiko Yoshida

Open full text 3 citations

Abstract

我々は先にコムギのグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を遺伝子銃法でインドネシアのイネ品種Fatmawatiに導入し,導入植物の玄米胚乳中でGlu-1Dx5遺伝子の発現を確認した.本報告では,コムギグルテニン遺伝子導入イネのT2世代から約100gの玄米を用いて全粒粉パンを作成し,導入遺伝子が製パン特性に及ぼす影響を調査した.コムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉,グルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたもの,対照としてコシヒカリの全粒粉,コシヒカリの全粒粉にグルテンを加えたもの,コムギ農林61号の玄麦全粒粉および市販のコムギ強力粉の6種類を原料として,同一の焼成条件の下で玄米パンを作成し比較した.Glu-1Dx5遺伝子導入イネから作成したパンは,市販の強力粉には及ばないもののコムギ農林61号やコシヒカリにグルテンを添加したものとほぼ同程度の外観を示したので,コムギグルテニンGlu-1Dx5遺伝子導入イネは,非組換えイネより製パン特性が向上したと判断された.本実験の範囲内ではコムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたものと加えないものとでパンの外観に明らかな違いは見られなかった.以上のことから,イネにコムギグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を導入することで米粉の製パン特性を改善できる可能性が示された.

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

我々は先にコムギのグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を遺伝子銃法でインドネシアのイネ品種Fatmawatiに導入し,導入植物の玄米胚乳中でGlu-1Dx5遺伝子の発現を確認した.本報告では,コムギグルテニン遺伝子導入イネのT2世代から約100gの玄米を用いて全粒粉パンを作成し,導入遺伝子が製パン特性に及ぼす影響を調査した.コムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉,グルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたもの,対照としてコシヒカリの全粒粉,コシヒカリの全粒粉にグルテンを加えたもの,コムギ農林61号の玄麦全粒粉および市販のコムギ強力粉の6種類を原料として,同一の焼成条件の下で玄米パンを作成し比較した.Glu-1Dx5遺伝子導入イネから作成したパンは,市販の強力粉には及ばないもののコムギ農林61号やコシヒカリにグルテンを添加したものとほぼ同程度の外観を示したので,コムギグルテニンGlu-1Dx5遺伝子導入イネは,非組換えイネより製パン特性が向上したと判断された.本実験の範囲内ではコムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたものと加えないものとでパンの外観に明らかな違いは見られなかった.以上のことから,イネにコムギグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を導入することで米粉の製パン特性を改善できる可能性が示された.

Why it matters

OpenAlex reports 3 citations for this work. Citation counts describe recorded attention and do not establish research quality.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

我々は先にコムギのグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を遺伝子銃法でインドネシアのイネ品種Fatmawatiに導入し,導入植物の玄米胚乳中でGlu-1Dx5遺伝子の発現を確認した.本報告では,コムギグルテニン遺伝子導入イネのT2世代から約100gの玄米を用いて全粒粉パンを作成し,導入遺伝子が製パン特性に及ぼす影響を調査した.コムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉,グルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたもの,対照としてコシヒカリの全粒粉,コシヒカリの全粒粉にグルテンを加えたもの,コムギ農林61号の玄麦全粒粉および市販のコムギ強力粉の6種類を原料として,同一の焼成条件の下で玄米パンを作成し比較した.Glu-1Dx5遺伝子導入イネから作成したパンは,市販の強力粉には及ばないもののコムギ農林61号やコシヒカリにグルテンを添加したものとほぼ同程度の外観を示したので,コムギグルテニンGlu-1Dx5遺伝子導入イネは,非組換えイネより製パン特性が向上したと判断された.本実験の範囲内ではコムギグルテニン遺伝子導入イネの全粒粉にグリアジンを加えたものと加えないものとでパンの外観に明らかな違いは見られなかった.以上のことから,イネにコムギグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を導入することで米粉の製パン特性を改善できる可能性が示された.

Key concepts: Agronomy, Food science, Biology, Rice flour, Bread making, Whole grains, Mathematics, Raw material

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
Bread Making Characteristics of the Whole Grain Flour made from Wheat Glu-1Dx5 Gene Transferred Rice — Research Paper | ScholarLens