1968•Journal of Weed Science and TechnologyOpen access

Effects of a Herbicide, Propanil, on Water Metabolism and Photosynthesis of Rice Plants and Barnyardgrass

Hiroshi NAKAMURA, Junzo KOIZUMI, Shooichi MASTUNAKA

Open full text 0 citations

Abstract

Propanilの作用機作を明らかにするために, propanil散布がイネおよびタイヌビエの水分代謝および光合成にどのように影響するかを検討した。Propanil散布後, イネ・タイヌビエともに一時葉の水分含有率が高まつた。 その後, タイヌビエにおいては急激に脱水されるが, イネは回復して無処理区と同じレベルとなつた。 吸水能および蒸散能は, propanil散布直後より両植物とも急激に低下した。 イネにおいては, 処理後1時間で無処理区の70%程度に, 翌日になると完全に回復したが, タイヌビエにおいては低下したままであつた。光合成能は, イネ・タイヌビエともに処理直後から完全に停止した。 イネにおける光合成は漸次回復したが, その回復は水分代謝阻害のそれよりはかなりおくれ, 3-5日後に無処理区と同程度となつた。 一方, タイヌビエでは全然回復を示さず枯死した。Propanilの作用機作としては, 光合成能を強く阻害することが見いだされたが, これ以外に, 本実験で散布直後の水分代謝阻害としてとらえられた直接的な作用も重要であることがみとめられた。 イネがpropanilに対して抵抗的な理由として, 解毒酵素による無毒化以外に, この初期の直接的な作用に抵抗的であることにも注目する必要があろう。

Open-access reader

About this research paper

What this paper is about

Propanilの作用機作を明らかにするために, propanil散布がイネおよびタイヌビエの水分代謝および光合成にどのように影響するかを検討した。Propanil散布後, イネ・タイヌビエともに一時葉の水分含有率が高まつた。 その後, タイヌビエにおいては急激に脱水されるが, イネは回復して無処理区と同じレベルとなつた。 吸水能および蒸散能は, propanil散布直後より両植物とも急激に低下した。 イネにおいては, 処理後1時間で無処理区の70%程度に, 翌日になると完全に回復したが, タイヌビエにおいては低下したままであつた。光合成能は, イネ・タイヌビエともに処理直後から完全に停止した。 イネにおける光合成は漸次回復したが, その回復は水分代謝阻害のそれよりはかなりおくれ, 3-5日後に無処理区と同程度となつた。 一方, タイヌビエでは全然回復を示さず枯死した。Propanilの作用機作としては, 光合成能を強く阻害することが見いだされたが, これ以外に, 本実験で散布直後の水分代謝阻害としてとらえられた直接的な作用も重要であることがみとめられた。 イネがpropanilに対して抵抗的な理由として, 解毒酵素による無毒化以外に, この初期の直接的な作用に抵抗的であることにも注目する必要があろう。

Why it matters

A significance statement is not available in the OpenAlex record.

Key contribution

A contribution statement is not available in the OpenAlex record.

Method / approach

Method details are not available in the OpenAlex metadata.

Main findings

Findings are not separately available in the OpenAlex metadata.

Limitations

Limitations are not available in the OpenAlex metadata.

Applications

Application details are not available in the OpenAlex metadata.

Available abstract

Propanilの作用機作を明らかにするために, propanil散布がイネおよびタイヌビエの水分代謝および光合成にどのように影響するかを検討した。Propanil散布後, イネ・タイヌビエともに一時葉の水分含有率が高まつた。 その後, タイヌビエにおいては急激に脱水されるが, イネは回復して無処理区と同じレベルとなつた。 吸水能および蒸散能は, propanil散布直後より両植物とも急激に低下した。 イネにおいては, 処理後1時間で無処理区の70%程度に, 翌日になると完全に回復したが, タイヌビエにおいては低下したままであつた。光合成能は, イネ・タイヌビエともに処理直後から完全に停止した。 イネにおける光合成は漸次回復したが, その回復は水分代謝阻害のそれよりはかなりおくれ, 3-5日後に無処理区と同程度となつた。 一方, タイヌビエでは全然回復を示さず枯死した。Propanilの作用機作としては, 光合成能を強く阻害することが見いだされたが, これ以外に, 本実験で散布直後の水分代謝阻害としてとらえられた直接的な作用も重要であることがみとめられた。 イネがpropanilに対して抵抗的な理由として, 解毒酵素による無毒化以外に, この初期の直接的な作用に抵抗的であることにも注目する必要があろう。

Key concepts: Propanil, Photosynthesis, Biology, Agronomy, Chemistry, Botany, Pesticide

Related papers

Back to paper searchBrowse research topicsOriginal source
Effects of a Herbicide, Propanil, on Water Metabolism and Photosynthesis of Rice Plants and Barnyardgrass — Research Paper | ScholarLens